©Daisuke Kumakiri

2020年7月7日(火)から7月19日(日)まで、Nine Galleryにて、熊切大輔氏の写真展「東京動物園 ナイトサファリ」が開催されている。東京という“コンクリートの檻”に囲まれて“生息”する作り物の動物たちの写真展。撮り下ろしの新作を中心に、2017年に開催された「東京動物園 アンリアルな動物たちの生態展」の代表作品を加えて構成されている。

東京都新宿生まれの熊切大輔氏は、東京工芸大学短期大学部に入学し、写真技術科第5研究室で芸術写真などの写真表現を学んだ。卒業後は株式会社日刊ゲンダイ写真部に入社し、政治・事件・プロ野球読売巨人軍などを担当。退社してフリーとなってからは、雑誌媒体を中心に、人が生み出す瞬間・空間・モノを被写体として、企業のオフィシャル撮影・広告・カメラ雑誌など、さまざまなジャンルで活動している。

本展の開催時間は17:00〜21:00(入場受付は20:30まで)。日が暮れる頃からの開催で、薄暗い会場内をペンライトで照らしながら巡る内容となっており、あたかも“夜の動物園ツアー”のように楽しめる写真展だ。展示作品の中には、街の変化とともに絶滅(撤去)されてしまった“動物”も多く、時代の変化に翻弄される姿は、コミカルでありながらもどこか物悲しさも感じさせる。会期中無休で、入場料は500円(学生・未就学児は無料)。

■期間:
2020年7月7日(火)〜7月19日(日)

■開催場所:
Nine Gallery
東京都港区北青山2-10-22 谷・荒井ビル 1F

■問い合わせ先:
Nine Gallery
url. https://ninegallery.com/