新型コロナウイルス感染予防措置として外出制限が敷かれ閑散とした、イスラム系少数民族ロヒンギャの難民キャンプ。バングラデシュ南東部コックスバザールにて(2020年4月9日撮影、資料写真)。(c)Mohammad Kalam / AFP

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【AFP=時事】バングラデシュ当局はこのほど、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)難民の間で発生した新型コロナウイルス流行の封じ込めに成功したと発表した。過密状態にある難民キャンプでは、急速なまん延が懸念されていた。

 同国南東部にある複数のキャンプには、ミャンマー軍による2017年の弾圧から逃れてきたロヒンギャら100万人近くが滞在している。

 当局によると、5月に最初の感染者が確認されて以降、同国内のキャンプでは724人が検査を受け、54人の陽性が確認された。

 同国政府の難民担当官であるマハブブ・アラム(Mahbub Alam)氏はAFPの取材に対し「われわれは流行の封じ込めに成功した」と述べ、現時点で新型ウイルスにより死亡したロヒンギャ人は5人にとどまると付け加えた。

 アラム氏によると、これとは対照的に、人口240万人を抱え、難民キャンプがあるコックスバザール(Cox's Bazaar)市とその周辺エリアでは2776人超の感染が確認され、60人が死亡しているという。

 難民から最初の感染が確認された後、難民キャンプ30か所超は封鎖措置が敷かれ、難民はキャンプ外に出ることを禁じられた。

【翻訳編集】AFPBB News

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