芸能人を死に追いやる“悪質コメント”対策…韓国の大手ポータルサイトがコメント欄を廃止

韓国の大手ポータルサイト「NATE(ネイト)」が、本日7月7日から芸能ニュースのコメント欄を廃止する。

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これでNAVER(ネイバー)、Daum(ダウム)に続き、NATEまで韓国の大手ポータルサイトが「悪質コメント根絶」を宣言し、芸能ニュースのコメント欄を廃止した。

先立ってNATEは6月30日の公示を通じて、「芸能ニュースのコメントが放送番組や芸能人を応援する本来の機能ではなく、逆機能になることを懸念するユーザーの意見を反映した」と明らかにし、7月7日から芸能ニュースのコメントサービスを終了する予定と発表した。

続いてNATEはNAVERのように、コメント登録履歴を公開することにした。この間、ユーザーが「MYコメント」メニューから自分が作成したコメントの履歴を公開するかどうかを選択できたが、コメントに対する社会的責任を強化するために全体のコメント履歴を公開するようにした。

芸能ニュースのコメント欄終了を知らせるNATE
2019年に相次いだ芸能人の自殺がきっかけ

2019年10月に継続的な悪質コメントに苦しみ、この世を去った故ソルリの事件後、カカオは緊急記者会見を開き、悪質コメント根絶のためにDaumとカカオの芸能ニュースのコメント欄を廃止すると発表した。

また今年3月には韓国最大のポータルサイトNAVERが芸能ニュースのコメント欄を廃止し、ニュースコメントの履歴を公開した。

今回、NATEまで芸能ニュースのコメント欄を廃止したことで、韓国の大手ポータルサイト3社が悪質コメント根絶のために措置をとったことになる。

しかし最近、芸能人の個人SNSやYouTubeチャンネル、ブログなどに直接に悪質な書き込みを行う動きが目につき、新たな問題が発生しているとの指摘も出ている。