遠隔地と会場をつなぐインタラクティブな応援ができる、新しい野球観戦スタイル

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ヤマハは、7月7日(火)から阪神甲子園球場およびZOZOマリンスタジアムにて行われる試合と連携した、リモート応援システムの実証実験を行う。

【写真】Remote Cheerer powered by SoundUDの画面イメージ

スマートフォン専用サイトの「応援ボタン」をタップした人数に応じて、スタジアム内に設置したスピーカーから歓声や拍手の音を再生。球場外からの応援を届け、新しい生活様式に対応したリモートによる新たな観戦スタイルとなる。

使用するのは、同社が開発を進めるリモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)」。

会場に設置したスピーカーを通じ、遠隔地からの応援を届ける仕組みで、会場にいる観客と一緒になって応援できる。

7月7日(火)から行われる阪神タイガースの試合では、「阪神タイガース公式アプリ」より「Remote Cheerer powered by SoundUD」のページを開くことでシステムを利用できる。

生放送を視聴しながらスマートフォンのボタンをタップすると、ボタンに応じた拍手や歓声が阪神甲子園球場既設のスピーカーに届き、球場にいる観客と同様、選手に声援を送ることが可能だ。

また、今回初検証を行う新機能「コンテンツ追加機能」では、応援グッズとして「応援バット」の選択が可能になった。ボタンのタップに加え、スマホを振るだけで応援バットの音声が球場に届く。自宅からでも、球場にいるような臨場感を楽しめる。

同システムは、4月に行われた「ニコニコネット超会議2020」や、静岡県エコパスタジアムでの練習試合での実証実験(5月13日)でも効果を検証済み。日本のプロ野球チームとの連携は、セ・リーグでは阪神タイガース、パ・リーグでは千葉ロッテマリーンズが初となる。

システムを推進するヤマハは、「ケガや病気で入院中の子ども達、子育てなどで多忙な方、障がいや高齢などさまざまな理由でスタジアムに足を運ぶことができないファンが、スタジアムにいるファンと一緒に応援できるよう、その声援を現場に届けたい」と、開発の主旨をコメント。

新型コロナウイルス感染症の再拡大に備える状況下、新しい生活様式に対応しながら応援を楽しめる技術としても注目されている。