トッテナム、エヴァートン撃破で上位に食らいつく…試合中には主将とソンの衝突も

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 プレミアリーグ第33節が6日に行われ、10位トッテナムと11位エヴァートンが対戦した。

 トッテナムは前節シェフィールド・Uに敗れ、来季のチャンピオンズリーグ出場権確保は絶望的な状況に。一方のエヴァートンはリーグ再開後2勝1分で順位を着実に上げ、ヨーロッパリーグを射程圏内に捉えている。

 序盤からボールを握る時間が続くトッテナムは21分、ルーカス・モウラがペナルティエリアの外からミドルシュート。両チーム最初のシュートは、枠のわずかに左に外れた。すると24分、エリア内でこぼれ球を拾ったジオヴァニ・ロ・チェルソが左足を振り抜く。ボールは相手DFマイケル・キーンに当たってゴールに吸い込まれ、トッテナムが先制した。

 エヴァートンは前半アディショナルタイム5分、中盤でボールをカットしたジェリー・ミナの縦パスから、受けたリチャーリソンが反転して右足を振り抜く。しかし、ゴール左下隅を狙ったシュートはわずかに外れ、トッテナムは1点のリードを守って前半を終えた。

 すると前半終了後、トッテナムは主将のGKウーゴ・ロリスがFWソン・フンミンに対して何かを言ったことで両者がヒートアップ。チームメイトは慌てて2人を引き離した。後半の開始前には、両選手は何事もなかったかのように揃ってピッチに入った。

 55分、トビー・アルデルヴァイレルトのロングフィードから、相手DFの背後を取ったソンがフィニッシュ。シュートは枠を捉えていたが、相手GKジョーダン・ピックフォードに弾かれる。64分にはロ・チェルソのスルーパスから抜け出したソンが右足で狙うも、ボールはわずかにポストの右横に外れた。

 エヴァートンも何度かゴールをうかがう場面はあったが、相手GKロリスの牙城は崩せず、試合はこのまま終了した。トッテナムは勝ち点を「48」に伸ばし、6位ウルヴァーハンプトンと勝ち点差「4」、4位チェルシーとは勝ち点差「9」の8位に順位を戻した。次節は9日に行われ、トッテナムはボーンマスと、エヴァートンはサウサンプトンと対戦する。

【スコア】
トッテナム 1−0 エヴァートン

【得点者】
1−0 24分 オウンゴール:マイケル・キーン(トッテナム)