WHO、新型コロナ空気感染の可能性を精査 米紙報道受け

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[ジュネーブ 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は6日、新型コロナウイルスの空気感染(飛沫核感染)の可能性を巡る米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道を精査していると明らかにした。

WHOは新型コロナ感染が主に感染者の咳やくしゃみや会話で鼻や口から出る飛沫によるとしているが、NYTは4日、科学者数百人が空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、WHOに対し推奨する対策を見直すよう求めていると報じた。

WHO報道官は電子メールでロイターに対し「NYTの報道を把握しており、専門家と精査している」とコメントした。

WHOは現在、ウイルス感染防止に向けて他人と最低1メートルの距離を維持すべきと提言しているが、推奨する対策が見直されることになれば、この提言は意味を失い、各国政府も対応の調整を余儀なくされる公算が大きい。

ケンブリッジ大学病院の感染症専門家、ババク・ジャビド教授は、新型コロナの空気感染はあり得るばかりか可能性が高いと考えられるが、ウイルスがどの程度空気中に留まるかについては証明されていないとした。

*内容を追加しました。