「お前はもう、死んでいる……」の名セリフで知られる『北斗の拳』の主人公、史上最強の男・ケンシロウ。

 そのケンシロウが、一撃必殺の拳法“北斗神拳”を使いどれだけの敵を倒したのか、数えたことはありますか?

 アニメの中で、大勢の敵に襲われながら、たった一人で次々となぎ倒していくシーンが有名ですが……その中で
 『はーたしてっ! ケンシロウは一体どれだけのぉっ! 敵を倒したのかーッ?(CV:千葉繁※)』

 アニメを実際に観ながら、ケンシロウが倒した敵の数を数えると共に、ストーリー展開も振り返ってみます!
※「やられ役」要員の番組レギュラー出演者

そもそも『北斗の拳』とはどんな作品?

 「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて1983年41号から1988年35号まで連載され、単行本は全27巻が刊行。全世界でなんと累計発行部数1億部以上を販売されており、今なお根強い人気を誇っている名作漫画です。

 アニメは、『北斗の拳』として1984年10月から1987年3月にかけて全109話、4部構成で放送。『北斗の拳2』とタイトルを改め、新章として1987年3月から1988年2月にかけて全43話、2部構成として共にフジテレビ系列で放映されました。

 最高視聴率23.4パ−セント、平均視聴率16.1パ−セント。全152話とかなりのロングランとなったのは、やはり根強い人気があればこそ。

 さっそく、アニメを観ながら倒した敵の数を数えていきましょう。

【前提条件】
◆算出はテレビシリーズ第1話より第152話の映像をカウントします。
◆画面に写っている倒された敵をカウントしています。
◆ケンシロウの攻撃によって戦意喪失もしくは負傷及び死亡した者をカウントしています。
◆ケンシロウが倒そうという意思を持って闘っている者をカウントします。
※敵を欺く為に闘うであるとか、ケンシロウを悪者と思い込み攻撃している者はカウントしません。
◆攻撃されずに逃げ出した者や投降した者はカウントしません。
◆過去回想シーン及び総集編での闘いはカウントしません。
◆オープニングや予告編のシーンは、カウントしません。
◆ファルコとの闘いは和解の為、ヒョウとの闘いはシャチが攻撃して中断させた為カウントしません。

『北斗の拳』

【第一部】
 宿敵・シンを倒す為にケンシロウがたった一人で縦横無尽に立ち回り、あらゆる悪党に北斗神拳の強さを見せつけます。その結果、シンを倒しましたが……残念ながらユリアは亡くなっていました。

■1話から23話■
 倒した人数は258名です。

【第二部 風雲龍虎編】
 レイとマミヤが仲間に加わり、ジャギやアミバを撃破。カサンドラクロスからトキを解放、そしてラオウとの激戦が描かれます。

■24話から57話■
 倒した人数は282名。引き分けが1戦あります。

【第三部 乱世覇道編】
 レイは倒れ、南斗六聖拳のユダとサウザーとの激闘に。そして、63話でサウザーに初めての敗北を期します。

■58話から82話■
 倒した人数は241名。敗戦が1戦あります。

【第四部 最終章】
 死んだはずのユリアが南斗最後の将として生存していたことが判明! ラオウを倒すべく、南斗五車星共に闘うケンシロウ。その際、ユリアが攫われてしまいますが、奪還しラオウを倒します。ようやくケンシロウは平和を取り戻し、ユリアと共にユリアと共に去るのでした……。

■83話から109話■
倒した人数は188名。引き分け1戦があります。

『北斗の拳2』

 話数は継続されていますが、タイトルが変わり新章突入です。ラオウとの闘いから5年後、世界の平和は乱れ人々は救世主を求めていました。リンとバットが成長し大人になっています。

【天帝編】
 天帝を人質として軍を操るジャコウを倒す為、リンとバットは「北斗の軍」を結成し闘っています。そこへ再びケンシロウが現れ、賞金稼ぎのアインと共に天帝軍に立ち向かうことに。そこでファルコと激闘を繰り広げますが、天帝を取り戻し闘う理由が無くなり、和解します。そんな中、ジャコウを倒すもタイガにリンを連れ去られてしまい……。

■110話から122話■
 倒した人数は104名です。

【修羅の国編】
 いよいよ最後のシリーズに突入。リンを追って「死の海」を越えるケンシロウ。そこで出会ったシャチと共に、修羅の国を支配するカイオウを倒しリンを取り戻そうとします。しかし、137話でカイオウに敗戦。シャチの助けで回復したケンシロウは見事カイオウを撃破し、後から駆けつけたバットにリンを託し、一人去って行くのでした……。

■123話から152話■
 倒した人数は153名。敗戦が1戦あります。

結果……
1232戦1226勝2敗2分け無効2 勝率は99.8%。
つまり…たった一人で1226名を倒したこととなります!
※勝率は引き分け及び無効を除く。

 連勝記録でいうと、49話でラオウと引き分けまで、なんと782連勝! 引き分けを挟んで言えば、63話でサウザーに負けるまでなんと1028連勝!

 まさに一騎当千とはケンシロウのことです!!

 敗北は、サウザーに1戦、カイオウに1戦のわずか2戦、引き分けはラオウに2戦
レイと二人で倒した事は一度ありますが、後は全て単独です。

 これらの数字はあくまで映像内のもの。確認できるものだけでこの数字ですから、実数はこれをはるかに上回っていてもおかしくありません。

 対人の戦闘だけでは無く、オートバイやバギー等の四輪車との闘いは無論、ブルドーザーのような起重機や戦車、はたまた空を飛ぶオートジャイロとの戦闘も楽々こなします。川の中での戦闘シーンもあり、陸海空において全く死角の無い闘いを行います。
 
 まさにケンシロウは、一人で一国の軍隊に相当すると言っても過言ではない!
  
 しかし、本来は優しき男。人を愛し弱きを助け強きをくじくこれこそが、無敵の英雄ではなく世紀末救世主と呼ばれる由縁ではないでしょうか。

 切り取ってみれば格闘シーンに目を奪われがちですが、じっくり見ると本当に心打たれる感動作品であると思います。ぜひ、上記の戦闘シーンや勝敗を確認しつつ、作品を楽しんで観ていただけたら幸いです。

参考文献及び資料
テレビ 【北斗の拳】【北斗の拳2】
ウィキペディア 【北斗の拳】【南斗聖拳】

文・内海 健(よしもとライターズアカデミーウエスト)

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