「オクトーバーサプライズ」で急浮上する米朝首脳会談の現実味

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 新型コロナウイルス感染拡大をめぐり、メチャクチャな対応で再選が危うくなっている米国のトランプ大統領が仕掛ける「オクトーバーサプライズ」がにわかに注目を集めている。ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がニューヨークで2日(現地時間)に開かれた外信記者とのネット懇談会で、3回目の米朝首脳会談の実施に言及したためだ。ボルトン氏がトランプ政権の内幕を暴露した回顧録「それが起きた部屋」はベストセラーとなっている。

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 「オクトーバーサプライズ」とは、大統領選目前の10月に情勢をひっくり返すような出来事を指す。国営放送VOA(ボイス・オブ・アメリカ)によると、ボルトン氏は「大統領が厳しい苦境に立たされていると感じるなら、友達である金正恩国務委員長とのまた別の会談が、再び状況をひっくり返すことのできるものと見えるかもしれない」と語ったという。ボルトン氏は朝鮮日報の取材にもこう話している。

「トランプは大統領選挙に向けた世論調査で(民主党候補のジョー・バイデン元副大統領に)大きく差を開けられている。11月の大統領選挙を前に『オクトーバー(10月)・サプライズ』に乗り出さないか心配している。(第3次米朝首脳会談をするのであれば)北朝鮮に対する経済制裁を弱めるいかなる取引も大きな失敗になるだろう。北朝鮮にはレジーム・チェンジ(政権交代)に至るまで圧力を加え続けねばならない」

 こうした報道を受け、北朝鮮の崔善姫第1外務次官は4日に談話を発表。朝鮮中央通信によると、米国は米朝対話を自らの政治的危機を克服するための道具としか考えていないとして「向き合う必要はない」と明言。「米国がまだ交渉でわれわれを揺さぶることができると考えているなら誤算」「われわれは既に米国の長期的な脅威の管理に向けたより具体的な戦略的計画を立てている」と主張する一方、「当事者であるわれわれを意識せず、下手に仲裁の意思を表明する人がいる」と韓国政府をあてこすっていたが、どうなるか。

「文在寅政権は先月、韓半島平和交渉本部長を米国に送り、米朝首脳会談と南北首脳会談の同時推進構想を米国に伝えたといわれています。さらに、外交安保ラインを大幅に入れ替え、対北朝鮮シフトを鮮明にしている。南北関係改善に政治生命を賭ける文在寅大統領が苦境のトランプ大統領をうまく説得し、北朝鮮が望む経済制裁緩和を引き出す可能性はむしろ高まっているのではないか」(在韓ジャーナリスト)
すべては再選しか頭にないトランプ大統領の気分次第か…。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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