(イラスト:マユボンヌ)

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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(28)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

【古着を買うときはご用心】

僕は古着が好きで、よく古着屋さんめぐりをしています。先日、お気に入りのお店に行ったとき、すごくおしゃれなセットアップがディスプレーされているのを見つけました。

ものもいいし、値段も手頃だったので「あれ、ほしいかも」と思って近付いてみたら、なんだかすごく“嫌な感じ”がして。一瞬で「やっぱり、絶対に着たくない」という気持ちになりました。

霊視しても、くわしいことはわからなかったんですが、たぶん元の持ち主はすでに亡くなっていると思います。その人の怨みや憎しみの念が、セットアップに乗り移ってしまったんじゃないかな。

すっかり買い物気分ではなくなってしまったので、その日はそのまま帰宅しました。そして、1カ月くらいが経ったころ、その古着屋さん、何の前触れもなく潰れちゃったんですよ。

それを知った瞬間、なぜか「あのセットアップのせいだ」と直感的に思ったんですよね。やっぱり、“よくないもの”が置いてあると、何かしら悪い影響はありますから。

あのセットアップは結局、誰かに買われていったのか、それともほかの店舗に回されたのか……。今となってはわからずじまいです。

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「女性自身」2020年7月14日号 掲載