増田貴久 再出発に誕生日…転機を迎えて強くなるNEWS“まっすー”の魅力とは?

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7月4日に34歳の誕生日を迎えたNEWSの増田貴久。一つ歳を重ね、先月はグループとしても大きな転機を迎えたばかりだ。「anan」(No.2206/マガジンハウス)では引き締まった腹筋を披露、単独で表紙を飾った。ドラマにバラエティ、そしてアイドルとして活躍し続ける増田の魅力を探ってみたい。

ささくれ立った心を鎮めてくれるような歌声


小学6年生でジャニーズ入り、初めて立ったステージはKinki Kidsの東京ドームコンサート。メンバーカラーは黄色。好きな食べ物は餃子、最近は完熟ピーマンの魅力をラジオで熱く語っていた。以前も冷やしピーマンの美味しさについてじっくり語っていたことがあり、かなりのピーマン通のようだ。ちなみに、増田のソロ曲には「Pumpkin」がある。

増田の魅力といえば、なんといっても歌唱力だ。4月29日にジャニーズオフィシャルYouTubeチャンネル『Smile Up ! Project』に増田が単独で登場し、アカペラを披露した。動画再生数は115万回を突破した。


冒頭では「みんなの生活のために働いてくれている方々に本当にありがとうございます。僕も少しでも何かリラックスできる時間をお届けできないかと思いまして、今日は歌を歌ってみたいと思います」と挨拶。NEWSのアルバム『STORY』に収録している、GReeeeNが作詞・作曲を手掛けた「戀」(こい)を歌った。

特にサビ前の「月の綺麗な夜だから」のパートからは、熱を帯びたように声色が微妙に変化し、相手に対する想いが高まっていく様子が伝わってきた。約1分半のアカペラ、情景が浮かんで胸に迫るものがあった。シャイなのかギャグなのか、動画の最後はちょっとあっけなかったが、そんな茶目っ気もかわいい。

“リラックスできる時間”の言葉そのまま、増田の歌声には、ささくれ立った心を鎮めてくれるような力がある。スーッと耳に馴染む透明感のある声、包容力のある優しい声、突き抜けるような伸びやかさもあれば、時には強さ、危うさ、セクシーさも出せる。顔にシワを寄せて、歌詞を噛みしめるようにして歌い、ダンスとは異なる歌のための身体の動き。全身で楽曲の世界観を表現している。

ライブステージとバラエティ番組で見せるギャップも魅力


グループでは衣装を手掛けたり、女性ファッション誌に洋服の連載を持っていたりと、センスを生かした仕事が多い増田。歌番組ではグループの楽曲を通して歌声を聞く機会があっても、ファンではない限りソロのステージに触れることは少ないかもしれない。ソロ曲はコンセプトのはっきりした曲ばかり。おしゃれなサウンド、楽曲に合わせた歌い方、照明づかい、ダンス……何より気持ちよさそうに歌い上げる姿には、音楽の楽しさを教えてもらった。

歌唱力はステージだけではなく、バラエティ番組でも生かされた。女性に扮した増田が、阿佐ヶ谷姉妹を前に、西野カナの「トリセツ」の替え歌「NEWSのトリセツ」を披露したことがある。まさかコントで歌唱力を発揮するとは! ステージとバラエティ番組で見せるギャップも魅力だ。


前出の「anan」では、数ページに渡って単独ショットが並んだ。ベッドに横たわったり、ストレッチをしたり。目を閉じた横顔、歯磨きする姿もあった。タンクトップを脱いだ背中には、ゆるやかなカーブ。それを邪魔する無駄なものはない。胸の真ん中からおへそにかけてスーッと一本の縦線。少し濡れた黒髪が色っぽい。いつからこんなにシャープに、色っぽくなったのだろう。インタビューには「当たり前のように“NEWS増田”でいたい」とあった。

デビューからこれまでいろんなことがあった。それでもずっとNEWSでいてくれてありがとう。
(柚月裕実)