数々の“残酷行為”明らかに…自殺した元トライアスロン選手が集めていた録音データや日誌が公開

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前所属チームでの暴力被害を受け、“極端な選択”をした元トライアスロン韓国代表チェ・スクヒョン選手の被害当時の録音が公開され、韓国に衝撃を与えている。

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7月1日、韓国テレビ局『YTN』は去る6月26日に釜山の宿舎で自殺したチェ・スクヒョン選手が集めていた数年間の録音データを公開した。

遺族側は、故人が前所属チームの慶州市庁で監督やチームドクター、一部の先輩から日常的に暴行や嫌がらせを受けていたと主張した。

(写真=YTN)チェ・スクヒョン選手

公開された録音データでは、慶州市庁トライアスロンチーム関係者とみられるA氏が「運動もしてご飯も一色も食べてこなかったのに太っているじゃないか。88kgのとき君は何を考えていたんだ?」と暴言を吐いていた。

それに対しチェ・スクヒョン選手が「水を多く飲みすぎてしまって…」と答えると、A氏は続けざまに彼女を罵った。

「自分のせいだよな?3日間食事を抜こう!OK?」

「間違えたときは食事を抜いて責任を負うことにしたんだろう?こっちに来い、歯食いしばれ!」

「おい!カーテンを閉めろ。明日またお前がそんな表情見せたらただじゃおかない。わかったか?」

また、遺族側は体重が増えるとパン20万ウォン(日本円=約2万円)分を無理やり食べさせ、吐かせたこともあったと主張した。

「車にひかれようが強盗に刺されようが…」

このような残酷な行為の内容は、故人が残した練習日誌にもそのまま記されていた。

(写真=YTN)チェ・スクヒョン選手の練習日誌

チェ・スクヒョン選手は練習日誌に「雨の日にほこりが飛ぶほどに打たれた」「体重を落としたのに悪口は相変わらずだ」と書くと、「車にひかれようが強盗に刺されようが、死んでしまいたいという思いが数百回も頭の中に浮かぶ」と極端な苦痛を綴っていた。

彼女の知人は、チェ・スクヒョン選手のセクハラ被害も明らかにした。知人は「“トランスジェンダーに似ている。男とよく会っているんだろ”と卑下され、(チェ・スクヒョン選手が)対人恐怖症になった。日常生活が困難なレベルにまで進んでいた」と語った。

一方、チェ・スクヒョン選手の自殺を受けて、大韓トライアスロン協会と大韓体育会は7月1日に声明書を通じて「迅速かつ厳重な処置」を約束した。

また、チェ・スクヒョン選手が自殺前、複数の機関に助けを求めるも無視されたことと関連し、クリーンスポーツセンターや慶北体育会など関係機関の監査や調査も検討中と伝えられている。