3つの「大阪」と考えるSDGs経営@OSAKA愛鑑イノベーション

2020年6月26日(金曜日)、『3つの「大阪」と考えるSDGs経営@OSAKA愛鑑イノベーション』のライブ配信が行われた。
これは、大阪大学とFC大阪の産学連携共同事業「UFOラボ」の取組みの一環で、今回は「Co-Labo UFO」と題し、FC大阪×大阪大学の両者と包括連携協定を結ぶ大阪府も参加した産官学連携事業として実施された。※ライブ配信告知記事(OSAKA愛鑑NEWS)はこちらから

ライブ配信には、大阪大学経済学部 中川功一准教授、一般社団法人FC大阪スポーツクラブ 吉澤正登会長をはじめ、大阪大学経済学部の学生5名が出演したほか、大阪府からは広報担当副知事もずやんと、大阪府公民戦略連携デスクの職員らが出演した。
 
今回は7ヶ所を繋いだライブ配信で、その司会や、SDGsの説明、アイデアワークショップ「カード de トーク」をはじめ各コーナーは全て学生主体で進行。
司会を担当した同大学経済学部の松下さんは、「今回の取組みを継続して、FC大阪が地域に根差したクラブになるためにSDGsの考え方を踏まえながらどういったことができるか考えていきたい。SDGsの普及啓発や、FC大阪のクラブ経営に私たち学生ならではの視点を活かして取組んでいければ。」と話した。

※ライブ配信の様子は、OSAKA愛鑑ホームページ または OSAKA愛鑑公式フェイスブックページからアーカイブ視聴可能

 

SDGsとは、「世界を救いたい!大阪をいい街にしたい!」ということ

中川准教授は「アカデミーの力を社会に」を掲げ、学界と実社会の橋渡しをライフワークに、ユーチューバーとしても活動。
「SDGsとは、“世界を救いたい!大阪をいい街にしたい!”ということ。FC大阪は大阪で3つ目のサッカークラブとして、SDGsで大阪をいい街にする、世界を救うための「結節点」であり、器(うつわ)のようなもの。結節点の絆はホームタウンである東大阪をはじめ、大阪府全体におけるサスティナビリティやコミュニティの輪を創る力となる。」と話した。
 

 

大いに盛り上がった「カード de トーク」 学生視点のアイデアが続々と

ライブ配信中盤は、同大学経済学部の原田さん(愛称:ぺにょ)による「カード de トーク」が大いに盛り上がりを見せた。

このカードゲームは「目的」と「手段」2種類のカードを手に取り、何をどのように解決するかを参加者みんなでアイデアを出し合い議論するワークショップ。

今回は「手段」を“FC大阪・サッカーでできること”とし、「日本に来た海外の方が日本人と仲良くなれなかった。」、「住んでいる街では交通事故が多い。減らせないか?」といった課題のほか、廃プラスチックによる環境問題など、SDGsに通じる身近な困りごとを解決したい課題(目的)とした。

学生からは、「FC大阪さんと国際親善試合のようなサッカー大会ができれば、言葉が通じなくてもサッカーで心を通わせることができると思う。チームも日本人と海外から来た方々の混成チームにしてはどうか?SDGsの10番、人や国の不平等をなくそうの解決に繋がると思う」など、日々の学生生活でも常にSDGsへの課題意識を持つ学生から多くの意見と解決アイデアに、中川准教授、吉澤会長など参加者間での議論が活発に行われた。
 
前述の学生の「サッカーボールひとつあれば、友達になれる」という発言は、SDGsの17番「パートナーシップで目標を達成しよう」に通じる。大阪府公民戦略連携デスクの信貴力サブマネージャーは「大阪府では大阪大学、FC大阪をはじめ、企業、大学とのパートナーシップで社会課題の解決に向かうべく、包括連携協定に基づく取組みを進めている。今回のような産官学連携でのプロジェクトを大阪府としても継続していきたい。」と応えた。

 

次回は7月31日開催 今後も継続的な取組みに 

次回開催は7月31日(金曜日)。
今回同様、オンラインで開催し、視聴者も自由に参加できるワークショップとなる予定。
参加を希望する場合は、今回のライブ配信後半で紹介されたアンケートに答え、メールアドレスを登録すれば、次回の参加案内が送信される。

今回のライブ配信は終始、参加した学生たちのSDGsに取組む熱量の高さから非常に盛り上がりを見せた内容となっている。見逃した方はぜひ、アーカイブ視聴をおすすめしたい。
※ライブ配信のアーカイブはOSAKA愛鑑ホームページ または OSAKA愛鑑公式フェイスブックページから視聴が可能。

次回はさらに多くの参加者が集い、SDGsで大阪をさらにいい街に!活発な議論が繰り広げられることになりそうだ。
 


--今回のライブ配信を終えて

大阪大学経済学部 中川准教授
「現代では、自分達のお金、自分たちの時間と労働、自分達の社会資源をせっかく活用するなら、社会に役立つことに使ってほしいと多くの方が願うようになっています。事実、世界で見れば数百兆円単位のお金が社会課題解決の事業に投資され、すぐれた人材ほどに自分の力をソーシャルな事業で生かすように動いています。また、ビジネスという観点で見れば、世の中、商売で解決できることはもう現在の企業・製品・サービスが満たしてくれていて、これからの新規事業のタネは、未だ解決されていない社会課題にこそあると考えられています。大きな資源の流れと、新事業の機会がそこにある。それに乗っていけば、社会をよりよくできるならば、とても素晴らしいことだと思います。これからの時代を学びに、新しい事業機会を探しに、ついでに大阪の街と、わが町のクラブチームを良いものとするために、ぜひ次回はより多くの皆さんと、語らう機会が持てたら嬉しく思います。」

 

大阪大学経済学部 平さん (中川功一研究室ゼミ生)
「番組の内容から構成まで一から自分たちで作るのは難しかったがとても良い経験になった。大阪府や大阪大学という堅そうな団体が関わるということやSDGsというテーマ自体がとても取っ付きにくいものであるため、それを分かりやすく伝えることに苦労した。これからも活動は続くので、少しでも良いので多くの人にSDGsについて知ってもらえるように心がけたい。」

 

大阪大学経済学部 坂本さん (中川功一研究室ゼミ生)
「題目がお堅いだけに番組の内容も堅苦しくなる懸念がありましたが、出演者の皆さんのおかげで和気藹々と配信することができてよかったです。また。視聴者の皆さまが、SDGsや私たちの活動を楽しみながら知ることができていたら幸いです。次回以降のワークショップを通じても、少しでも社会のためにSDGsに関する考え方を普及できたら、また、FC大阪の良き経営のためになれたらと思います。」

 

大阪大学経済学部 松下さん (中川功一研究室ゼミ生)
「私達の番組をご視聴いただきありがとうございました。この番組を企画し始めたときは、一体どんな仕上がりになるのか少し不安な面もありましたが、当日は楽しく放送できて良かったと一安心しています。皆様にとってSDGsやFC大阪に興味を持つきっかけになれば幸いです。」

 

大阪大学経済学部 原田さん (中川功一研究室ゼミ生)
「上手なファシリーテートではありませんでしたが、出演者の皆様が助けていただいたおかげでなんとかやり切れました!今回出たアイデアもこれからのワークショップで出るアイデアも含めて、様々なことを実践に移していきたいと改めて強く思いました。これからも、ワークショップなどの活動を通じて、皆様にsdgsの学びや、多様性のあるコミュニティ、意見交換のできる場を届けていきたいと思います。」

 

FC大阪 吉澤会長
「FC大阪は社会の中で公器として、地域の課題解決へ貢献しなければならないと理念に掲げ、SDGsを標榜に社会貢献活動を推進しています。サッカー(スポーツ)には人を繋げる力が非常に大きく存在します。地域住民、行政、企業といった多種多様なステークホルダーがサッカーをきっかけに繋がりが深くなり、地域課題の解決に近づく。そういった繋がりの基である「結節点」としてのクラブ運営を続け、FC大阪はこれからも社会へ貢献してまいります。私自身も今回の産官学連携プロジェクトを学びの場として参加し、皆様と議論をさせていただく事で、ニュースタイルのクラブ運営を更に進化させていきたいと思います。」

 

大阪府公民戦略連携デスク 信貴サブマネージャー
「包括連携協定を締結しているFC大阪と大阪大学とSDGsについて議論出来たことは、大阪府にとってとても良い学びの場そして熱い思いを感じることができ、刺激的な場となりました。これからも引き続き、議論させていただき、産官学の「3つの大阪」で社会課題の解決につなげていければと思います。」

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