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 6月30日、大阪弁護士会所属の74歳の弁護士が業務上横領の疑いで逮捕。相次ぐ弁護士の失態に、怒りの声が相次いでいる。

 逮捕された弁護士は、大阪市内に住む70代男性の成年後見人を務めており、男性の死後口座に残っていた4200万円を自身の口座に移して着服した。相続権のある男性の妻が預金の引き渡しを求めるも応じず、別の弁護士を通じて調査したところ、横領が発覚。6月30日に逮捕された。

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 警察によると、この弁護士は自身の口座に金を移した後、全額引き出したそうで、取り調べに対し、「月々の必要な支払いや生活費に少しずつ充てた」「全額使い切った」などと話し、容疑を認めている。警察はほかにも着服した遺産がある可能性も否定できないとして、調べていく方針だ。

 弁護士の不祥事は最近多く、2018年には札幌市内でタクシー運転手に「なめんな」などと因縁をつけ、運転席や防犯ボードを蹴る、携帯電話をタクシーに投げつけるなどした弁護士(37)が逮捕されている。この弁護士はさらに威圧的な言動を繰り返したとして、札幌弁護士会から2度懲戒処分を受けた。

 さらに先日は、消費者金融会社への過払い請求などを盛んにテレビやラジオで宣伝していた「東京ミネルヴァ法律事務所」が破産手続きを受け、依頼者に支払われるべき30億円が、弁護士法人を事実上運営する広告会社に流用されていた可能性が高いと報じられ、そのモラルの低さに怒りの声が上がった。

 もちろん真面目に職務を全うしている弁護士がほとんどではあると思われるが、依頼者の弱みに付け込み私腹を肥やす人物がいることも、残念ながら事実。弁護士と言えども、「おかしい」と思う話を簡単に信用しないこと、場合によっては複数の弁護士に相談するなどして、「騙されない」対策を講じてもらいたい。