石岡さんの遺作となった 映画「白雪姫と鏡の女王」(ターセム・シン監督、2012年)衣装 (C)2012-2020 UV RML Films dba Relativity Media. All Rights Reserved.

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 1993年にフランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ(1992)」の衣装で、第65回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した国際的アートディレクター石岡瑛子さんの、世界初の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が東京都現代美術館で11月14日から開催される。

 多岐に渡る分野で世界を舞台に活躍し、2012年に死去した石岡さんが手がけた広告、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージックビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無比の個性と情熱が刻印された仕事を総覧する企画。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに紹介し、その秘密に迫る。

 石岡さんは、85年にポール・シュレイダー監督の「Mishima: A Life In Four Chapters」(日本未公開)でカンヌ映画祭の芸術貢献賞、87年にマイルス・デイビスのアルバム「TUTU」のジャケットデザインを手がけ日本人女性初のグラミー賞を獲得。遺作となった「白雪姫と鏡の女王」で第85回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされた。これらのほか、世界各国のアーカイブから集められた映画・舞台衣装の展示も必見だ。

 会期は、2020年11月14日〜2021年2月14日。月曜休館(祝日を除く)。観覧料は、一般1800円、大学生・専門学校生・65歳以上1300円、中高生700円、小学生以下無料。