1日からのプラスチック製レジ袋の有料化に伴い、エコバッグ利用者がさらに増えることが見込まれる。

 ただ米国では一部で、新型コロナウイルス感染防止のためエコバッグ使用が禁じられた。買い物でのバッグ持参に感染リスクはあるのか。専門家らは「エコバッグとレジ袋のどちらが清潔だという根拠はなく、気にし過ぎは良くない」と、過剰な心配は不要と訴える。

 国立感染症研究所などによると、新型コロナウイルスの感染力は、プラスチックなどの表面で72時間、段ボール上では24時間程度残るとされる。

 米国でのエコバッグ禁止などの動きを受け、インターネット上では「使い捨てのレジ袋の方が衛生的では」などと、この時期の有料化を疑問視する声も上がる。ただ米国では、購入商品を店員が袋詰めする点が日本と大きく異なる。

 東京医療保健大大学院の菅原えりさ教授(感染制御学)は「エコバッグだけを気にしても意味がない。確かにレジ袋は清潔な印象だが、店員が触れており、リスクが低いという根拠はない」と過剰反応を戒め、「3密の回避や手洗いなどを徹底すべきだ」と呼び掛ける。

 厚生労働省の担当者も「エコバッグはいつも使っているかばんや衣類と同じ。気にし過ぎると日常生活ができなくなってしまう」と話す。自分だけが触れるなら感染リスクは考えにくく、業界団体などのガイドラインに基づき、スーパーなどでの袋詰めは消費者自身が行うよう勧めている。