岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜らが共演 (C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

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 吉沢亮と杉咲花のダブル主演で、「君の膵臓をたべたい」の住野よる氏の小説を実写映画化する「青くて痛くて脆い」の予告編(https://youtu.be/QH6AwVzYuVc)が公開された。ロックバンド「BLUE ENCOUNT」による主題歌「ユメミグサ」が初披露された映像には、嘘と悪意にまみれた残酷な青春のリアリティとともに、復讐に身を投じていく吉沢の鬼気迫る表情がおさめられている。

 2015年に出版されたデビュー作「君の膵臓をたべたい」が累計発行部数200万部を突破し、17年に製作された映画版は興行収入35億2000万円の大ヒットを記録した住野氏。第5作「青くて痛くて脆い」について、住野氏は発売当時のインタビューで「今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作」と語っており、ハイブリッド型総合書店「honto」が集計した「2018年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」の1位にも輝いた。

 映画版では、NHK大河ドラマ「青天を衝け」が待機する吉沢、NHK連続テレビ小説「おちょやん」が控える杉咲という実力派コンビがタッグを組む。そのほか岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑ら個性豊かなキャスト陣が結集。「映画 妖怪人間ベム」の狩山俊輔監督がメガホンをとった。

 物語の軸となるのは、人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)。正反対だがひとりぼっち同士のふたりは、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を結成するが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。その後、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした“意識高い系”の就活サークルへと姿を変えてしまう。取り残されてしまった楓は、歪んだ感情を胸に、秋好が叶えたかった夢を取り戻すため、親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。

 予告編は、楓と秋好の変ぼうぶりが強烈なインパクトを放つ仕上がりに。冒頭で和やかな笑みを浮かべていた楓は、秋好や居場所だった「モアイ」を失い、憎しみや怒り、軽蔑など負の感情に染まっていく。一方の秋好も「世界は変えられる」という生き生きとした表情から、最後には「気持ち悪っ」と呟き、何者かに蔑みの眼差しを向ける。「この青春には、嘘がある」という言葉を皮切りに噴き出す、悪意がにじむセリフの数々――変わり果てた世界への楓の復讐が、疾走感たっぷりに切り取られている。

 「青くて痛くて脆い」は、8月28日から全国東宝系で公開。