名和豊春・北海道大総長

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 部下を過度に叱るなどの不適切な行為を繰り返したとして、萩生田光一文部科学相は30日、北海道大学の名和豊春総長(66)を解任した。

 文科省によると、北大の総長選考会議からパワーハラスメントによる解任の申し出があり、28件の不適切行為を確認したという。2004年度に国立大学が法人化して以降、学長解任は初めて。

 一方、名和氏は29日の取材にパワハラを否定し「処分取り消しを求めて裁判に訴えるつもり」と話した。

 文科省が解任理由に挙げたのは、名和氏が17年4月の総長就任以降、部下に威圧的な発言をしたり、学外の要人との面談を一方的にキャンセルしたり、特定業者のために入札を改めて実施すると受け取られかねない発言をしたりした、28件の行為。昨年7月、北大の総長選考会議からパワハラなどを理由に解任の申し出があり、録音や面談記録などをもとに名和氏に聞き取りをした上で事実と認定した。

 関係者によると、名和氏は文科省を訪れる際に部下に「なんで迎えに来ないのだ」と怒鳴ったり、空港のラウンジでの待遇に不満を抱いて「総長が来たのに何でちゃんと対応しなかったんだ、って怒られるのは他の人ですよ」と言ったりしたという。