ストレスはやや減少?緊急事態宣言解除による“家族の変化”

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“ウィズコロナ”が続くいま、気を使うことが多く、ストレスも溜まりがちな毎日で、子育て家族の状態はどのように変化しているのでしょうか。

 カラダノート社が2020年6月、Webメディア『ママびより』ユーザー334名を対象に実施した調査によると、「コロナ禍の前後で、家族への感謝の気持ちは高まりましたか?」という質問に、「以前より高まった」と回答した人は57%と半数を超えたそう。また、「コロナ禍の前後で、育児に対してパートナーが協力的になりましたか?」という質問には、63%が「以前と変わらない」、36%が「以前より協力的になった」と回答し、パートナーとの会話量については28.4%が「増えた」と回答していました。

 働き方や登園・登校の仕方が変わり、家事負担やライフスタイルが大きく変化した結果、家族への感謝を実感して絆を深め、緊急事態宣言前と変わらない、またはより協力的な状態で過ごしている家庭が多いようです。おうち時間の増加で子どもと過ごす時間も増え、子どもの新しい一面やこれまでと違う関わり方を発見した人も多いのではないでしょうか。

 同調査では、4月末の調査で行った「ストレスを感じる人の割合」についての質問を再度実施し、調査回答者は変化したものの、ストレスを感じる人の割合は4月末と比べて14.9%減少したといいます。自由記述では、ストレスの要因について「(以前よりも自由に)外出できない」、「登園自粛が明け、再度登園する頃には子どもの人見知りがひどくなり、保育園に通えなくなるほど泣いてしまうようになった」などの声が寄せられ、長引くウイルス対策によるストレスや新たな課題が浮き彫りになったようです。

 新たな課題と向き合いながらも、多くの家族が絆を深めながら前に進んでいる様子。少しずつ以前と変わらない生活が戻りつつありますが、引き続き不安やストレスと向き合いながら慎重に進んでいく必要がありそうです。

(Nao Kiyota)