カウンターから豪快な先制ゴールを挙げた阿部拓馬。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 約4か月ぶりに再開したJ2リーグ。6月28日に第2節の2試合が開催され、タピック県総ひやごんスタジアムで行なわれたFC琉球対アビスパ福岡の一戦は、1−1でドロー決着となった。注目の小野伸二はベンチ入りも出場はなかった。
 
 サポーターの歓声が会場のスピーカーから流れる「リモート応援システム」が採用された試合は、立ち上がりからお互いが持ち味とするスタイルを発揮。琉球がゆっくりとパスを繋いでビルドアップする一方、福岡は最終ラインから前線へロングボールを送り、相手DFの裏のスペースを狙う。
 
 ポゼッションを高め、徐々にボールを握る時間が増える琉球は22分、敵陣深くでMF上里一将が仕掛けると、FWフアンマ・デルガドに後ろから倒され良い位置でFKを獲得。このチャンスにキッカーの茂木駿佑が壁を越える鋭いシュートを放つもGKセランテスのスーパーセーブに阻まれる。
 
 激しく攻守が入れ替わる攻防戦となるなか、琉球は左SBの沼田圭悟が積極的に前に出て、MF風間宏矢との連携から好機を作り出す。サイドを巧く使い、素早い縦の攻撃で相手ゴールに迫る。
 
 試合が動いたのは32分だった。琉球がカウンターからFW阿部拓馬がドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア手前右から右足を振り抜くと、ボールは右ポストの内側を弾きゴールに吸い込まれる。今季、J1仙台から加入した阿部の移籍後初ゴールでホームチームが先手を取る。
 
 1点をリードして迎えた後半だったが、立ち上がりは福岡に試合の主導権を握られてしまう。50分にアタッキングサードでのテンポの良いパス回しから、MF重廣卓也の縦パスをフアンマが受けると、相手を背負いながらもドリブルでペナルティエリア内に進入。右足で豪快に蹴り込んだボールがゴール左に突き刺さり、ゲームを振り出しに戻される。
 
 その後は徐々に攻勢を取り戻し、68分には左サイドの沼田からのアーリークロスに、走り込んでいた阿部に合わせるもシュートはGKの正面に。何度も相手ゴールに迫るも最後まで福岡の堅守を崩せず。再開初戦は1−1のドロー決着となった。
 
 次節は7月4日に琉球がアウェーで北九州と、福岡はホームで長崎と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部