[6.27 J2第2節 愛媛4-3徳島 ニンスタ]

 新型コロナウイルスの影響で中断していたJリーグが27日より再開。J2リーグ第2節が各地で行われた。愛媛県のニンジニアスタジアムでは“四国ダービー”が行われ、愛媛FCが徳島ヴォルティスに4-3で勝利した。愛媛と徳島はそれぞれ1勝1敗となった。

 この試合のカギを握ったのはセットプレーだった。前半チャンスを確実にものにしたのは徳島。前半10分、左サイドからのCKをMF梶川諒太が蹴ると、直接入りそうなボールはGK岡本昌弘にかき出されるが、MF岩尾憲が押し込んで先制。

 前半16分に再び獲得したCKから今度はFW垣田裕暉が打点の高いヘディングで合わせて加点。さらに同アディショナルタイム3分、またもCKからファーに詰めた垣田のマークについていたDF山崎浩介に当たってオウンゴールとなり、徳島が3点をリードして前半を折り返した。

 だが簡単には負けられない愛媛は後半に入ると同時に3人を交代。5人交代制に変更となったルールを最大限に活用し、リズムに変化を求めていく。すると後半7分、FKがゴール前にこぼれたボールに詰めたMF横谷繁が押し込んで、反撃を開始した。

 その後はFW藤本佳希がPKを止められるなど、GK上福元直人の再三の好セーブに阻まれ続けた愛媛だが、後半33分、CKFW有田光希が頭で決めて1点差。そして同38分、DF前野貴徳が蹴った右CKをDF西岡大輝が押し込んで、試合を振り出しに戻した。

 一進一退の攻防。ただ後半30分過ぎにGK上福元が頭をポストにぶつけた影響で治療時間が取られたこともあり、アディショナルタイムは8分が設定された。そしてこの時間が勝敗に決着をつけるに十分な時間となった。後半アディショナルタイム6分、愛媛はGK上福元のパスをMF川村拓夢がカット。左足シュートは上福元に防がれたが、こぼれ球をFW丹羽詩温が粘って残すと、最後はMF西岡大志が蹴り込んで、ついに試合をひっくり返した。

 注目が集まるJリーグ再開初戦での大逆転。殊勲の西岡大志は「前半苦しい状況が続いたけど、チーム一丸になって逆転してやろうと思った。3点目を決めたのが大輝?兄貴が決めると思っていなかったので、負けていられないという気持ちでやりました。こJリーグが再開するにあたって尽力してくれた人たちに感謝しながら、今度はサッカーで勇気を与えられるように頑張っていきたい」と満面の笑みを浮かべていた。