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 茨城県常総市で、パチンコ店に勤務していた元幹部の男と知人の女が不正競争防止法違反などの疑いで逮捕されたことが判明。その顛末に驚きの声が上がっている。

 逮捕されたのは、茨城県常総市のパチンコ店で次長代理を務めていた男。昨年9月から今年2月にかけ、スロット台の大当たり確率などの情報を、客として来店していた女にメールで伝達し、店に約16万2500円の損害を与えた疑い。

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 店がスロット台の設定情報が漏れていると警察に相談し、事態が発覚。詳細は明らかにされていないが、2人のメール履歴などから犯行を立証し、逮捕に踏み切ったものと見られる。現在のところ、逮捕された2人の認否は明らかになっていない。

 同じような事件は他にも発生。今年2月には富山県のパチンコ店で、同じように元店長が知人の男4人に設定情報を漏らし、スロットを打つことでパチンコ店に被害を与えたとして、不正競争防止法違反の疑いで全員逮捕されている。このような犯罪は表に出にくいと言われるが、逮捕される事件も起きているのだ。

 スロット台の情報を漏らして店に損害を与え逮捕されるという事件に、「こんな嘘みたいな情報で警察が動いてくれることが不思議」「高設定でも出ない時は出ないし、低設定でも出る時は出る。情報が本当に当たりに影響しているのか立証できるのかな」と驚きの声が上がる。

 一方で、スロットをよく打つ層からは「みんな同じ条件で遊んでいるのに、情報を知っている人間がいるのはおかしい」「情報を知るのと知らないのでは全然違う」などの指摘も。そして、「そもそもパチンコ店自体が違法ではないのか」「もっと違うところに問題があるのでは」「パチンコ店を信じていくのもどうかと…」という声も出た。

 模倣犯防止のため、漏らしていた情報の詳細は伏せられているものと思われるが、色々と疑問の残る事件である。