【週刊J2アンケート】再開直前企画! J2クラブに3つの質問を聞いてみた

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 新型コロナウイルスの影響で長い中断期間を経て、いよいよ明日に迫った明治安田生命J2リーグ再開。J2の情報を毎週火曜日に配信中の「サッカーキングYouTubeチャンネル『週刊J2』」では今回、J2リーグ再開を記念して、今シーズンのJ2リーグに所属する全22クラブに一斉アンケートを実施。各クラブの広報やスタッフの方々のご協力の下、21クラブにご回答いただきました。

 アンケートの内容は、|翆粘間中、クラブとして取り組んだことは? ∈導後、注目してほしいポイントは? その他、視聴者にアピールしたことは? の3つ。ここでは、ファン・サポーターの皆さんに元気と勇気を与えるために、コロナ禍の中断期間に各クラブが行ってきた趣向を凝らした企画や取り組みをアンケート結果とともに紹介していきます。

質問|翆粘間中、クラブとして取り組んだことは?

 半数以上のクラブがSNSを有効に活用していたことが判明。ステイホーム時間を盛り上げる企画や地元飲食店の応援企画など、さまざまな内容を発信していていたようです。中でも編集部が注目したのは、モンテディオ山形が行った「#モンテディオ自炊チャレンジ」だ。選手たちが不慣れな自炊にチャレンジし、SNSで実際に作ったメニューを公開するこの企画。6月9日にNHKで放送された『サラメシ』でも取り上げられ、実家が中華料理や食堂をやっていたという小松駿太選手のバランスの摂れたサラメシが話題になったことで知っているファンも多いのではないだろうか。

 普段から発信しているSNSを活用するクラブが多い中、新たな試みに挑戦したクラブもあった。水戸ホーリーホックでは、スポーツギフティングサービス『エンゲート』や自主EC構築サービス『MOALA Live Store』を活用してイベントを開催。ザスパクサツ群馬は公式YouTubeチャンネルを開設してストレッチ動画や昨シーズンのハイライト動画の配信をスタートさせた。また、ツエーゲン金沢のようにアルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府との共同企画「グッズ担当女子会」やSC相模原の選手と行った「プチ同窓会」など、積極的に他クラブとの交流を図ったクラブもあった。

 活動機会が失われたアカデミーや地域の子どもたちとのつながりを強化したクラブも多かった。大宮アルディージャやジェフユナイテッド千葉などはトップ選手とアカデミー選手の交流会を実施し、ヴァンフォーレ甲府はスクールスタッフが地元私学のオンライン授業を担当。FC町田ゼルビアは『ゼル塾』を立ち上げ、チームや町田市にまつわる勉強ドリルを作成。公式サイトやSNSで積極的に配信していた。

 ピッチ内では計8クラブがオンライントレーニングを実施していたと回答。自主トレーニングでランニングメニューに取り組んでいたクラブも多く、中でも松本山雅FCは坂道ダッシュや山登りマラソンなどハードなトレーニングを実施し、持ち前の走力・ハードワークに磨きを掛けていたようだ。

質問∈導後、注目してほしいポイントは?

 再開後の注目ポイントには、やはりサッカーについて回答したクラブが多かった。ギラヴァンツ北九州の「昨シーズンから継続する攻守のアグレッシブさ&若さと運動量と連動性を武器にしたサッカー」、FC琉球の「変わらず攻撃サッカーを標榜し、そのスタイルを推し進めます」のようにサッカーのスタイルを挙げたチームが多数。その他には東京ヴェルディの大久保嘉人選手、ザスパクサツ群馬の林陵平選手といった新加入選手をポイントに挙げるクラブもあった。ピッチ内でも少し目線が違うのが愛媛FCだ。藤本佳希選手がティモンディ(お笑い芸人)と同じ済美高校出身ということで対談が行われたが、その中で出てきたゴールパフォーマンスが採用された。藤本選手の新ゴールパフォーマンスにも注目だ。

 注目ポイントにスタジアムを挙げたのが、2クラブあった。1クラブ目は今シーズンより新スタジアムを使用する京都サンガF.C.だ。『サンガスタジアム by KYOCERA』は、スタンド最前列からピッチまでの距離が、最短7.5mと臨場感あふれるスタジアムで話題となったスタジアムだ。まずはDAZNなど画面上で楽しんで行ける日を楽しみにしよう。2クラブ目はアビスパ福岡。今年はスタジアムの名称が『ベスト電器スタジアム』に変更された。再開初戦は、各スタジアムのファーストゴールを誰が取るかに注目してみても楽しめるだろう。なお、アビスパ福岡は今年がクラブ創設25周年のメモリアルイヤーとなる。イベントや企画を計画中とのことなので、楽しみに待とう。

 中断期間中に得た知見を、リーグ再開後も引き続き活用するクラブもあるようだ。ジェフユナイテッド千葉は、選手数名と佐藤勇人CUO(クラブユナイテッドオフィサー)がテーマに沿ったトークをする『ONLINE UNITED! Meeting』を再開後も継続予定という。中断期間中に行った初回は『Zoom』を使用してファン・サポーターも参加できるイベントを開催した。中にはヴァンフォーレ甲府のヴァンくんやファジアーノ岡山のファジ丸らマスコットにも注目してほしいという回答も。リーグ再開後もピッチ外での取り組みにも目が離せなそうだ。

質問その他、『週刊J2』の視聴者にアピールしたいことは?

 この項目ではバラエティに富んだ回答が多かった。まずご紹介したいのは、アルビレックス新潟の『アルボールくん』販売だ。人型の段ボールを販売し、スタジアムに設置するサービスをJクラブで初めて導入した。再開初戦を含むリモートマッチ期間中のスタジアムがオレンジ色に染まる様子にも注目が集まる。スタジアム関連では、レノファ山口FCが『バーチャルオレンジドリームパーク』というサイトを開設。リモートマッチや入場制限がある中でも、試合前後のお楽しみをバーチャル空間で実現する。各クラブの新たな試みに注目だ。

 チャリティや寄付などを回答していたクラブもたくさんあった。その中でも目を引いたのがジュビロ磐田だ。静岡県内にあるJリーグ4クラブの選手会による『One Shizuoka Project〜スポーツの力で静岡をひとつに』合同プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングによる寄付金を静岡県へ寄贈。YouTubeチャンネルを開設して動画を配信するなど、地元クラブと連係して地元を支える取り組みには心を打たれた。

 今年からエンブレムを刷新するなど、リブランディングを行っている東京ヴェルディは、ビジュアルイメージのデザインやスタジアム場内の演出にも変化がありそうで期待が持てる。また、今年でクラブ創設15周年を迎えたV・ファーレン長崎は、さまざまな企画をとして、これまでのクラブ歴史を振り返り、未来につなげていく取り組みを行っていくという。

 この他にも気になる回答や取り組みがたくさんあった。全部を紹介することはできなかったが、コロナ禍の厳しい状況下でも、各クラブがファン・サポーターの皆さんに元気を与えたり、地域をサポートしたり、さまざまな観点でいろいろな取り組みを行ってきたことが見えてきた。そこには、Jリーグの理念が生きている。再開直前の今だからこそ、愛するクラブ、そしてライバルクラブが、中断期間中にどんな取り組みを行ってきたのかを知ることで、いつもとは違った目線でJリーグを楽しむことができるかもしれない。「サッカーキングYouTubeチャンネル『週刊J2』」では今回のアンケート結果を始め、今シーズンもJ2を余すことなくお伝えしていきます。いよいよ、サッカーのある週末がやってくる。おかえり、Jリーグ!
 

[アンケート協力クラブ]=モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、ザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、ヴァンフォーレ甲府、松本山雅FC、アルビレックス新潟、ツエーゲン金沢、ジュビロ磐田、京都サンガF.C.、ファジアーノ岡山、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、愛媛FC、アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、V・ファーレン長崎、FC琉球