ダイソンの進化は止まらない! 日本の住まいと習慣を研究しつくしたコードレスクリーナーへ

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ダイソンは22日に新型掃除機「Dyson Digital Slim コードレスクリーナー」の販売を開始した。

1990年代に登場したダイソンの「サイクロン式クリーナー」は今日まで進化を続けてきたが、一貫して吸引力や集塵力を保ちつつ、小型・軽量化を繰り返してきている点は注目すべきだろう。

それは、今回の新製品「Digital Slim コードレスクリーナー」も例外ではない。
ダイソンの創業者でありチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏は、
「機能する掃除機というのは、吸引力が変わらずにしっかりと目に見えない細かなホコリまで取り除ける製品」
こうした上で「Digital Slim コードレスクリーナー」については、
「約1.9kgの軽量コードレスクリーナーでありながら、微細なゴミやホコリを気流から取り除くことでパワフルな吸引力を実現している」と語っている。

多くの家電製品において、性能や品質を向上させながら、小型化や軽量化を図るのはとても難しい。そうした進化を実現するためには、部品ひとつひとつの大きさや、組み込む製品本体の構造を見直さなければならないからだ。

進化を続けるためには、技術革新は必要不可欠となる。

製品の開発において「10年前にはここまでしかできなかったが、今はここまでできる」という話がされることがあるが、これはメーカーの技術革新によって製品が進化を遂げてきたことを意味する。

今回のダイソンのクリーナーのように日常的に使う製品においては、
単に小さい・軽くするだけではなく、使い勝手も進化させていかなくてはならない。

実は製品の進化において、もっとも重要となるのが「使い勝手」なのだ。

「このサイズ感で、最高に使いやすい!」
こうした時代や環境で変化する使い勝手の良さを開発するためには、様々な課題をクリアしなければいけないからだ。

今回の「Digital Slim コードレスクリーナー」は、まさに使い勝手を追求して進化した製品といえる。

Digital Slim コードレスクリーナー」は、
2019年モデルの「Dyson V11 シリーズ」よりも25%軽く20%小型化したからだ。


ロンドンのダイソンデモストアで「Digital Slim コードレスクリーナー」を紹介するダイソン氏(左)

ヘッド側の「Slim Fluffy クリーナーヘッド」は40%の小型・軽量化を実現。
手元側は
・「Dyson Hyperdymium モーター」が15%の小型化
・「高効率スクロールサイクロン」が5%の小型化
・「フィルター」が19%の小型化
これらを実現している。

11個のサイクロンは再設計して小型化されているのだが、吸引力はほぼ変わらないという。

ヘッド部の「Slim Fluffy クリーナーヘッド」は、
V11 シリーズよりも40%の小型・軽量化を実現しており、
・モーター駆動
・伸縮性の高いABS樹脂の採用による強度と軽量化
・ナイロンフェルトブラシで大きなゴミを捕らえる
・カーボンファイバーブラシが微細なホコリやハウスダストを取り除く
といった特徴により使い勝手を向上させている。


「Slim Fluffy クリーナーヘッド」は薄さにも注目


ネット配信による発表会ではSHELLYさんがベッド下の掃除のしやすさを体験

ヘッドサイズを小さく薄くすること、ベッドなどの家具の下や壁際の掃除もしやすくなった。小さいがしっかりとゴミやホコリを取り除いてくれるヘッドはまさに理想だ。

またノズルを取り替ることで「ハンディクリーナー」や「布団クリーナー」としても使うことができる。

ハンディクリーナーとして使う際のノズルにはLEDが搭載され、暗い場所や隙間を掃除する際にとても便利だ。

布団クリーナーとして使う際のヘッドも強力で、目には見えないダニの死骸や人の皮膚など微細な粒子も取り除ける。


ハンディクリーナーにもなるノズルにはLEDを搭載している



パワフルな布団クリーナーとしても利用できる

実はこうした小型化・軽量化は、ダイソンのエンジニアが長年、日本の住環境や日本人の掃除に対する習慣を観察・研究した上で実現しているのだという。
さらには、日本人の平均身長を考慮した小型化・軽量化を計っており、グリップのサイズも小さく持ちやすい設計が施されている。
このように日本の利用者を強く意識した製品作りが行われているのだ。

新製品の「Digital Slim コードレスクリーナー」は、22日にリニューアルオープンした「Dyson Demo 表参道」をはじめとしたダイソンのデモストアや一部量販店で実際に試すことができるという。

「Digital Slim コードレスクリーナー」は、ダイソン直営店、ダイソン公式オン ラインストア、ダイソンお客様相談室および各家電量販店で販売される。
価格はオープンだが、ダイソンの公式オンラインショップにおける税込価格は、
・Dyson Digital Slim Fluffy+(付属ツール9点)86,900円
・Dyson Digital Slim Fluffy (付属ツール6点)75,900円
・Dyson Digital Slim Fluffy Origin(付属ツール4点)64,900円
・Dyson Digital Slim Fluffy Pro(付属ツール10点:直販限定)97,900円
となっている。

発表会ではダイソンのクリーナーを愛用しているというタレントのSHELLYさんも「Digital Slim コードレスクリーナー」の使い勝手のよさに終始驚きを見せていた。

これまで、ダイソンのクリーナーを試してみなかった人はもちろん、既にダイソンのクリーナーを愛用している人も、この機会に新製品を体験してみてはどうだろうか。

ダイソン公式サイト
25%軽量化ながら変わらない吸引力を実現。ダイソンのテクノロジーを凝縮したDyson Digital Slim コードレスクリーナーが登場|ダイソン株式会社のプレスリリース


執筆:S-MAX編集部 2106bpm