NTT(持ち株)とNECは6月25日、15時30分から緊急記者会見を開催し、NTTがNECの第三者割当を引き受けおよそ645億円の出資を行い、資本提携することを発表した。NTTのNEC株の持ち株比率は約5%となる。

記者会見でのNEC 新野社長(左)、NTT 澤田社長(右)

NTT 代表取締役社長 社長執行役員 澤田純氏

両社が注力するのは、オープン化と日本発の革新的技術の開発。澤田社長は「オープンアーキテクチャによって、世界を取れる」と述べた。

出資まで行って提携するする目的についてNTT 代表取締役社長 社長執行役員 澤田純氏は、長期的に良好な関係を築くことと、共同研究開発が目的のため、その資金のために提供するとした。

今後は両社の強みを活かして日本発で国際競争力のある最先端の技術・製品を共同で開発し、両社が協力して最適な販売の枠組みを構築することにより、更なるグローバル市場への展開を図るという。

NEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野隆氏

NEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野隆氏は開発対象として、O-RAN(Open Radio Access Network)準拠の国際競争力のある基地局、世界最高レベルの性能と低電力化を兼ね備え、品質と顧客目線での利便性を高めた小型光集積回路(DSP)とそれを組み込んだ情報通信機器、NTTが掲げる IOWN 構想の実現に資する革新的技術・光/無線デバイス、海底ケーブルシステムの大容量・高機能・低コスト化、インフラネットワークのセキュリティ確保に向けた技術の高度化を挙げた。

IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)は、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想で2030年の実現を目指している。