DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

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黒星も気持ち切り替える「トゥモロー・イズ・アナザー・デイ」

■広島 5-1 DeNA(19日・横浜)

 DeNAは19日、横浜スタジアムで行われた広島との開幕戦に1対5で敗れた。新外国人のオースティンがスタメンを外れた打線が広島先発・大瀬良の前に4安打1得点と沈黙。先発の今永は5回2失点で降板し、その後はリリーフ陣が無失点に抑えたが、9回に国吉が3失点して勝負が決まった。ラミレス監督は「今永は悪くなかったが、相手が素晴らしかった」と、投打に活躍した広島先発の大瀬良を褒めるばかりだった。

 5回で降板となったエースについて指揮官は「ストレートも150キロ出ていたし、カットボールもよかった。球数は少し多かったが悪くない投球だった。期待通りの投球だった」と左腕を評価した。「唯一のミスは5回に投手にタイムリーを打たれたこと。あれがなければもう一回投げさせようと思ったぐらい。次に期待したい」と次戦に期待した。

 3か月遅れでようやく開幕となったが「選手のモチベーションも高かったし、試合じたいはいいゲームができた」と納得した様子。「最後まで諦めずにプレーできたし、最終回の粘りは明日につながると思う」と、球数の少なかった大瀬良に20球以上を投げさせた打線の9回の攻撃を評価した。

 エース対決となった開幕戦の敗戦も「トゥモロー・イズ・アナザー・デイ(明日はまた別の日)」とお決まりの言葉で落ち込む様子はなく、「明日からしっかり勝って、2勝1敗で勝ち越せるように頑張りたい」と、気持ちを切り替えていた。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)