3月以降の活動は全て白紙。Jリーグや高校生年代は5月下旬までチームの活動をほぼ行なえておらず、自主トレーニングで汗を流す状態が続いた。しかし、AFCは現時点で今秋のアンダーカテゴリーの大会を実施するとしている。

「10月の最終予選(U-19アジア選手権)はAFC(アジア・サッカー連盟)から予定変更の連絡はありませんし、これからどこまで最終予選を勝ち抜くための準備ができるのか。非常に難しいタスクであるのは間違いありません」

 未曾有の事態に直面し、今後の活動が不透明な状態で挑む秋のU-19アジア選手権。気になるのはライバルたちの動向だ。本大会で出場する国の状況について、影山監督はこう説明する。

「現時点でウズベキスタンは大会開催について問題ないそうなんです。その中で4月下旬の時点で最終予選に出る16チームの状況をチーム総務が出してくれました。一番厳しかったのがイラン。カタールは今になって感染状況が悪くなってきました。日本は4月下旬の段階で状況が悪い方から並べると、下から3番目。今は下から数えて6番目から7番目ぐらいに来ていると思いますが、一方で韓国はKリーグが再開して6月上旬から育成年代のリーグ戦も動き始めました。なので、6月中に代表活動を再開する方針だと聞いています。

他でも代表活動を始めた国があるみたいです。5月中旬にU-19ベトナム代表のフィリップ・トルシエとメッセージのやりとりをしました。彼はベトナムに残っており、『現状でベトナムのスポーツ関係はどうなんだ』と聞くと、『徐々に日常に戻りつつある』『6月中旬ぐらいからU-19代表のキャンプを10日間ぐらいやるよ』と言っていました」

 動き始めているライバルたち。その中で影山監督は今後どのようなプランでチームを強化するのか。後編では今後の強化策に迫る。

《後編に続く》

取材・文●松尾祐希(フリーライター)