Phoronixは6月17日(米国時間)、「Windows 10 May 2020 Performance For WSL vs. WSL2 - Phoronix」にて、Ubuntu 20.04 LTSにおいてベアメタル、WSL(Windows Subsystem for Linux) 1、WLS 2のそれぞれで69個のベンチマークを実施した結果を伝えた。同じハードウェアにそれぞれの環境を構築して計測した結果が掲載されている。

記事では、WSL 2はWSL 1よりも21%ほどパフォーマンスが向上したと説明。ベアメタルで動作するUbuntu 20.04 LTSと比較しても8%ほどしか差がなく、WSL 2でパフォーマンスが向上したことを示している。

Ubuntu 20.04 LTS on WSL2 (Windows 10 version 2004)

Ubuntu 20.04 LTS on WSL1 (Windows 10 version 2004)

Ubuntu 20.04 LTS (ベアメタル)

ベンチマークに使われたとされるハードウェアは次のとおり。

WSLで動作するUbuntu 20.04 LTS

WindowsでLinuxバイナリを実行する技術であるWSL はバージョン1とバージョン2で使用する技術が異なっている。バージョン1は区画化技術とシステムコールの差し替えによる実行、バージョン2はHyper-V技術に基づく仮想化技術をベースとして採用している。WSL 1はファイルシステムの性能が遅いという問題があり、WSL 2はこの問題点を解消すると喧伝されていた。先日配信が始まったWindows 10 version 2004にはこの新しいWSL 2が追加されている。

Phoronixの示したベンチマーク結果から、WSL2が特に入出力を伴うベンチマークで改善を見せていることを確認できる。WLS2での実行結果はベアメタルでの実行と比較してもそれほど大きな開くはなく、優れたパフォーマンスを実現していることになる。