北朝鮮はきのう17日(2020年6月)午後、韓国との融和の象徴とされた「南北共同連絡事務所」を爆破した映像を公開した。爆破を指示したとされる金正恩委員長の妹・金与正第一副部長は、「文在寅大統領の演説に嫌悪感を禁じ得ない。クズの連中が働いたビラ散布行為と、それを黙認した南朝鮮当局の行為は、美化した言葉でうやむやにはできない。邪悪な言葉遣いで、目の前の危機を免れる。実に浅はかで愚かな考えである」と激しく攻撃した。

この談話は、6月15日の「6・15」20周年式典で文大統領が、「くねくねと流れていても、最後には海に出る川の水のように、南と北は楽観的信念を持ち、時間がかかっても一歩ずつ進まなければならない」という演説を批判したものだ。

コリアレポートの辺真一編集長は「対立を繰り返してきた南北は、水面下で"特使"が折り合いをつけてきたんですね。しかし、特使を拒否され、韓国は手の打ちようがなくなってしまった。北朝鮮は今後、新型ミサイルなどを公開し、アメリカに向けて仕掛けていくのではないでしょうか」と分析した。

見透かされているアメリカ「トランプは大統領選で動けない」

高木美保(タレント)「北朝鮮は、『韓国を怖がっていない』『利用価値がない』と世界的に主張したようにみえます。トランプ大統領は大統領選挙で忙しく、あまり介入しないでしょうね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「まるで暴走族がブンブン爆音をたてて走るように、ここにいるよと訴えるアピールにしか見えないですよ。この子供っぽいアピールの理由は、新型コロナウイルスと関係しているのではないでしょうかね」

高木は「金正恩委員長が出てこないのが気になります」と割り込むと、玉川は「先に与正にどんどん言わせておいて、きっと後になって関係をとりなすような形で出てくるはず」と予測した。兄と妹で役割を分担して、瀬戸際外交を演じているというわけだ。