河本結は何になりたかった?(撮影:岩本芳弘)

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6月25日の「アース・モンダミンカップ」から、いよいよ開幕する国内女子ツアー。今年のツアーを彩る賞金シード50人のうち、初めてシードを手にした選手たちにインタビュー。“素顔”に迫る質問も織り交ぜながら、ツアーを引っ張る新メンバーを改めてご紹介しよう。
今回は、河本結(2019年賞金ランキング6位)、吉本ひかる(同28位)、脇元華(同47位)の3人。

――まず初シード入りの感想を聞かせてください
河本「シードを獲ることを目標にしてしまうと、実現できないと思ったので、1年間『賞金ランク5位』ということを考えて試合に臨んでいました。なので、シード入りしたことは通過点。とにかく賞金ランクという目標があったので、そこをクリアしたいという一心でした」
吉本「うれしかったですし、早かったなぁと思いました。19年の目標はシードだったので獲りたかったのはもちろんですが、もう少し徐々にとも思っていました。前半でバーッと稼いで早く決まったから、あまり実感がなかったですね」
脇本「開幕前は最低条件がシード獲得だったので、そこをクリアできたのはよかったです。ただリコーカップを目指していたなかで、出場できなかったのは悔しい。20年は絶対に出られるようにしたいです。1年目で知らないコースばかりだったけれど、知らないなりにも頑張れたかなと思います」
――では、自身の“強み”はどこだと考えていますか?
河本「ここぞという場面で力を出すことができるタイプだと思います。“ここしかない!”という気合が入った場面で、いいパフォーマンスができるという自信はあります。集中力が高まりますね」
吉本「ショットの精度ですね。ショットは得意です。特にユーティリティーは他の人と比べても自信があります」
脇本「アプローチは好きです。(19年の)開幕時に課題だったのはバンカーショット。最初3カ月はサンドセーブ率も悪かったけど、そこから上げることもできました(最終的な成績はツアー5位)。成長も感じたし、今はバンカーは嫌いではありません」
――スイング時に気をつけているポイントはどこですか?
河本「アドレスを意識しています。あと気をつけているのはおなか。腰が反らないようにしています。腰が反った瞬間ボールは曲がってしまうので」
吉本「タイミングと力みですね。『チャーシューメーン』などということはないですが、リズムが早くなることが多いので、トップの位置で自分のなかでは“間”を作るイメージで打っています。力みをとって、力を抜く感覚でスイングをしています」
脇本「インパクトの時に上体が起きないように、という点は意識しています。疲れてくると、腰が抜けて、後ろ体重で手打ちになりがち。前傾姿勢をキープしたまま打つことを意識し、そのために朝から腹筋に負荷をかけてスタートするなど工夫しています」
――仲のいい選手は誰ですか?
河本「みんなと仲良くしていて、あまり固定しないタイプですが、ごはんによく行くのは(小祝)さくらです」
吉本「(新垣)比菜ちゃんと(田中)瑞希ちゃんですね。比菜ちゃんは高校1年生のときにハワイに一緒に試合に行ったときに部屋が一緒で、そこから仲良くなりました」
脇本「同級生と仲が良くて、松田(鈴英)、永井(花奈)とかかな。先輩では原江里菜さんとかが、すごくよくしてくれます」
――クセはありますか?
河本「顔で言葉を表現しちゃう(笑)。しゃべる時に顔が動いちゃうんです。表現したいという気持ちが強すぎて顔に出ちゃう(笑)」
吉本「すぐ泣く(笑)。いや、これはクセではないですね。うーん、クセですか。自分だと分からないですね。姉のなら分かりますけど(笑)」
脇本「話が飛びます(笑)。人と話している時、自分のなかではその話題が終わっていて、次の会話に行くときは多いですね。よく『(血液型の)AB型が出てるよ!』って言われます(笑)」
――ゴルファーになっていなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか?
河本「お医者さんになるのが夢でした。あとは歌手とか、キャビンアテンダントにも憧れていました」
吉本「なんだろ…。あっ、以前占いの方に“とても賢いから医者や弁護士になれる”って言われたことがあるんです(笑)。だけど、そこまで重たい仕事はしたくないですね」
脇本「分かりません…、私も聞きたいくらい(笑)。ずっとゴルフをやって、ゴルフ以外のことに興味がなかったんです。たまに自分でも、『ゴルフをやってなかったら何やってるんだろう』って思います。小学校の文集を見ても、ずっとゴルフのことばかり書いてありました」

■河本結
2018年ステップ・アップ・ツアー賞金ランク1位の資格で、19年にレギュラーツアー参戦。開幕からわずか4試合目の「アクサレディス」で初優勝をつかみとると、その後もシーズンを通じて何度も優勝争いを盛り上げた。開幕前に目標に掲げていた「賞金ランク5位以内」にはあと1歩及ばなかったが、賞金ランク6位で終了。20年は、かねてより公言していた米ツアー参戦も果たしている。
■吉本ひかる
2016年のステップ・アップ・ツアー「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」でアマチュア優勝を果たすなど、“黄金世代”の一人としてプロトーナメントで活躍してきた。プロテスト合格は17年。18年のファイナルQTで21位に入り前半戦の出場権を獲得すると、19年は序盤から何度も優勝争いを繰り返し、4月までにトップ10が5回。早々に賞金シードを決めた。
■脇元華
2018年のプロテストに3度目の挑戦で合格。QTランク23位の資格で19年のレギュラーツアーに参戦した。開幕から11試合連続予選通過を果たすなど序盤から安定感あるプレーを披露。終盤は苦戦する時期もあったが、それでも2570万3928円を稼ぎだし、賞金ランク47位に入り参戦1年目でシードを手にした。
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