ファーウェイの最新ノートPC3機種を写真でチェック!

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2日、オンラインで新製品発表会を開催し、日本市場に投入する最新のハイエンドノートパソコン(PC)「HUAWEI MateBook X Pro NEW」(Huawei Technologies製)を6月5日(金)から発売すると発表した。

MateBook X Pro NEWは「HUAWEI MateBook X Pro (Core i5 model)(型番:MAHCAHH55CNCNNUA)」と「HUAWEI MateBook X Pro (Core i7 model)(型番:MAHCAEH75DNCNBUA)」の2モデルをラインナップしており、ファーウェイ公式の楽天市場およびPayPayモール店における価格はCore i5 modelが197,780円、Core i7 modelが263,780円(金額はすべて税込)で販売中だ。

発表会はオンラインで開催されたが後日、報道陣向けに今回発表された新製品のタッチアンドトライができる製品体験会を都内で開催した。これまで紹介してきた社のスマートフォン(スマホ)やタブレットと同様に、本記事では体験会にて最新のノートPCに触れることができたので、写真を交えながら外観や特徴をレポートする。

なお、体験会では今年の4月24日に発売した「HUAWEI MateBook 13 NEW」と、同じく4月10日から順次発売した「HUAWEI MateBook D 15」にも触れることができたので、その2機種もまとめてレポートする。また同社は16日、HUAWEI MateBook 13 NEWに新たにAMDプロセッサー「Ryzen」を搭載したモデルを6月19日(金)に発売すると発表した。市場想定売価は87,780円となっている。

■HUAWEI MateBook X Pro NEW
MateBook X Pro NEWは「MateBook」シリーズのフラッグシップモデルで、基本スペックの高さはもちろん、ベゼル(フレーム部分)を狭くし画面占有率91%を実現したディスプレイを搭載している点が特徴だ。


MateBook X Pro NEWの正面



狭額縁のフルビューディスプレイでの表示は美しい



タッチパネル対応で操作性も高い

本体のサイズは約304×約217×約14.6mm、重量は約1.33kg、本体カラーは「スペースグレー」のみの展開。

ディスプレイは約13.9インチ LTPS液晶を搭載し解像度は3000×2000ドット(600万ピクセル、260PPI)、コントラスト比1500:1、最大輝度450nit、sRGB 100%。

タッチパネルに対応していることで直感的な操作はもちろん、3本の指で画面をスワイプすればスクリーンショットがとれる。


電源ボタン

キーボード面の右上に配置されているボタンは指紋センサーと一体型の電源ボタンだ。指紋センサーと一体化することでセキュリティーはもちろん、PC起動からWindowsのログインまでワンステップで可能なため効率的だ。


キーボード部分



F6とF7の間のカメラボタンをプッシュすると……



フロントカメラが現れる

ディスプレイのベゼルを可能な限り狭くしたフルビューは、とても美しい表示を実現しているが、一方で通常はベゼル部分に搭載されているフロントカメラの搭載を困難にしている。

そこで、キーボードのファンクションキーF6とF7の間にポップアップカメラを搭載している。単にカメラの位置を変えただけでなく、カメラを使用しないときは格納しておけるという利点もあり、セキュリティーに配慮した設計でもあるのだ。

なお、単純にカメラ位置による影響だが、角度的にやや見上げるような描画になってしまうとのこと。カメラの画素数は約100万画素。

オーディオ系の機能としては、クアッドスピーカー&クアッドマイクを搭載している。キーボード面の四隅にスピーカーとマイクを内蔵し、ハイクオリティな音声の再生(出力)だけでなく、周囲の雑音を低減するノイズリダクションによって声(入力)を最適にキャッチしてくれる。

ほかに、タブレット「MatePad Pro」にも搭載されている「Huawei Share マルチスクリーンコラボレーション」という機能にも対応している。これは、スマホの画面をMateBook X Pro NEWに表示して、各種操作などができるというもの。

ワイヤレスでPCとスマホを接続して利用する機能だが、スマホはEMUI 10.0以上を搭載するファーウェイのスマホのみとかなり限定的なのが残念だ。今後、対応する機種が増えることを期待したい。


スペック表示



バージョン情報画面1



バージョン情報画面2

OSはWindows 10 Home(64ビット)日本語を搭載し、メモリー(RAM)はLPDDR3 16GB 2133MHz、本体コネクタはUSB 3.0 Type-A×1、USB 3.1 Type-C×2、同梱するMateDock 2の対応コネクタはUSB 3.0 Type-A×1、USB 3.1 Type-C×1、HDMI 2.0×1、VGA端子×1となっている。

通信機能は、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz、2×2 MIMO)に、BluetoothがBluetooth 5.0に対応する。付属品としてACアダプター、USB Type - Cケーブル、HUAWEI MateDock2、クイックスタートガイドを同梱する。

Core i5 modelのプロセッサーは第10世代インテル Core i5-10210Uプロセッサー(1.6GHz、最大4.2 GHz)、グラフィックスはインテル UHD Graphics 620、内蔵ストレージは512GB PCle SSD、バッテリー動作時間は約14.6時間となっている。

Core i7 modelのプロセッサーは、第10世代インテル Core i7-10510Uプロセッサー(1.8GHz、最大4.9GHz)、グラフィックスはNVIDIA GeForce MX250、内蔵ストレージは1TB PCle SSD、バッテリー動作時間は約14.9時間となっている。

■HUAWEI MateBook 13 NEW
MateBook 13 NEWはベゼル幅を約4.4mmにまで狭くし画面占有率約88%の13インチフルビューディスプレイを搭載した。コンパクトで高性能なノートPCだ。

先に紹介したMateBook X Pro NEWと同様に、Core i5 model(型番:WRTBAHH58CNCNNUA)とCore i7 model(型番:WRTBFEH75CNCNBUA)をラインナップしている。

記事執筆時点において、ファーウェイ公式の楽天市場およびPayPayモール店での価格はCore i5 modelが109,780円、Core i7 modelが153,780円で販売中だ。


MateBook 13 NEWの本体正面



Core i7 modelはタッチパネルに対応

本体のサイズは約286×約211×約14.9mm、重量はCore i5 modelが約1.3kg、Core i7 modelが約1.32kg本体カラーは「スペースグレー」の1色展開。

ディスプレイは約13インチのIPS液晶を搭載し解像度は2160×1440ドット(200PPI)、コントラスト比1000:1、最大輝度300nit、sRGB 100%。Core i5 modelはタッチパネルには対応せず、Core i7 modelはタッチパネルに対応しており、直感的な操作や3本の指で画面をスワイプすてスクリーンショットがとれる機能も利用できる。


ディスプレイ上部にカメラを搭載



キーボード面



電源ボタン

ディスプレイ面はベゼル幅が狭く狭額縁設計でありながら、その狭いベゼルに約100万画素のフロントカメラを搭載している。

キーボード面右上には電源ボタン一体型指紋センサーを搭載しており、セキュリティーに配慮しつつ効率的に起動ができる。

本体に搭載するコネクタ類は、USB 2.0 Type-C×1(左ポート: 充電とデータ転送)、USB 3.0 Type-C×1(右ポート: DisplayPortとデータ転送)、ヘッドフォンジャックを、同梱するMateDock 2ではUSB 3.0 Type-A×1、USB 3.1 Type-C×1、HDMI 2.0×1、VGA端子×1を利用できる。本体搭載のスピーカーとマイクはそれぞれ2つずつ備えている。

通信機能はWi-FiがIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠(2×2 MIMO)、BluetoothがVersion 5.0に対応する。なお、MateBook X Pro NEWと同様、一部のファーウェイ製スマホと連携が可能な「Huawei Share マルチスクリーンコラボレーション」にも対応している。


バージョン情報画面

OSはWindows 10 Home 64ビットを、内蔵ストレージは512GB PCle SSDを搭載している。付属品として、ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、HUAWEI MateDock 2、クイックスタートガイドを同梱する。

Core i5 modelのプロセッサーは、第10世代インテルCore i5-10210Uプロセッサー(1.6GHz,、最大4.2GHz)、グラフィックスはインテル UHD Graphics 620、RAMはLPDDR3 8GB 2133MHz、バッテリー動作時間は約12.4時間となっている。

Core i7 modelのプロセッサーは、第10世代インテルCore i7-10510Uプロセッサー(1.8GHz、最大4.9GHz)、グラフィックスはNVIDIA GeForce MX250、RAMはLPDDR3 16GB 2133MHz、バッテリー動作時間は約13.1時間となっている。

■HUAWEI MateBook D 15
MateBook D 15は、ディスプレイ周辺のベゼルを狭くすることで87%の画面占有率を実現した約15.6インチサイズのノートPCだ。

15インチクラスのサイズ感や重量も約1.53kgとなっており、持ち運べなくはないが、先に紹介したMateBook X Pro NEWやMateBook 13 NEWのような持ち歩きにも適したPCとは異なり、どちらかといえば据え置き型の部類に入る。

インテルのCoreプロセッサーではなく、AMDのRyzenを採用しており、Ryzen 5 model(型番:BOHWAQHR8BNCNNUA)とRyzen 7 model(型番:BOHWAPHS8CNCNNUA)をラインナップしている。

記事執筆時点において、ファーウェイ公式の楽天市場およびPayPayモール店での価格はRyzen 5 modelが76,780円、Ryzen 7 modelが87,780円で販売中だ。


MateBook D 15の正面

本体のサイズは約358×約230×約16.9mm、重量は約1.53kg、本体カラーは先の2機種と同様に「スペースグレー」のみの1色展開。ディスプレイは約15.6インチ IPS液晶を搭載し解像度は1920×1080ドット(141PPI)、コントラスト比800:1、最大輝度250nit、タッチパネルには対応していない。


電源ボタン

先の2機種と同じく、キーボード面の右上に配置されているボタンは指紋センサーと一体型の電源ボタンだ。セキュリティーと効率的なPC起動が可能だ。


キーボード面



F6とF7の間にはカメラボタンが



プッシュするとフロントカメラが現れる

フロントカメラは、MateBook X Pro NEWと同じく、ファンクションキーF6とF7の間に約100万画素のポップアップカメラを搭載している。カメラボタンをプッシュするだけで、ポップアップしたり格納したりできる。

本体に搭載するコネクタは、USB 2.0 Type-C×1(充電とデータ転送)、ヘッドフォンジャック、HDMI 2.0×1、USB 3.0 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×2を備える。なお、先の2機種よりも本体サイズは大きいが、キーボード面にテンキーは搭載していない。

通信機能はWi-FiがIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2×2MIMO)にBluetoothはVersion 5.0に対応。また先の2機種と同様に一部のファーウェイ製スマホと連携が可能な「Huawei Share マルチスクリーンコラボレーション」にも対応している。


バージョン情報画面

OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載、RAMはDDR4 8GB 2400MHzを内蔵し、バッテリー動作時間は約8.2時間。付属品としてACアダプタ、USB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドが同梱する。

Ryzen 5 modelのプロセッサーは、AMD Ryzen 5 3500U(2.1GHz、最大3.7GHz)、グラフィックスはAMD Radeon Vega 8 Graphics、内蔵ストレージは256GB PCIe SSDを搭載。

Ryzen 7 modelのプロセッサーは、AMD Ryzen 7 3700U(2.3GHz、最大4.0GHz)、グラフィックスはNAMD Radeon RX Vega 10 Graphics、内蔵ストレージは512GB PCIe SSDを搭載している。

【最新モデル】HUAWEI MateBook  X Pro 13.9インチ タッチ 第10世代Core i5 16GB 512GB SSD Windows 10 Home スペースグレー
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記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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