Jリーグ、今季の賞金は半減の総額4億円 試合開催の基準選手人数は14名に

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 Jリーグは16日、「第9回 臨時実行委員会」を実施。終了後にJリーグの村井満チェアマンが会見を行った。

 実行委員会では、試合開催の可否判断、今季の賞金についての確認、全クラブに義務付けられるPCR検査の細かい手順確認などについて話された。

 選手全員の唾液を採取してのPCR検査が2週間おきに実施されていくが、今後は無症状感染者が陽性反応を示す可能性があり、その場合、試合実施判断に影響が及ぶ。競技の公平性プロジェクトでリーダーを務める窪田慎二Jリーグ理事から、今季はゴールキーパー1名を含む、14名が試合出場可能な状態で試合エントリー可能という基準を設けたと説明された。

 試合出場についてはPCR検査が陰性で、試合当日のスタジアム出発前の検温で体温37.5度未満が基準となる。また、試合開催2日前の正午段階で、エントリー選手数が14名を下回る可能性がある場合、Jリーグに連絡をして試合開催可否が協議されるが、第2種登録選手の起用含め、あくまで試合開催に向けて臨機応変に対応される。可否の最終判断は村井チェアマンが行う。審判団もPCR検査および健康管理がされるが、主審と副審2名が選手同様の条件をクリアして確保されていれば、開催可能となる。

 賞金面についてはリーグ、ルヴァンカップ、フェアプレー賞、個人賞など総額約8億円が確保されているが、今季は半額の4億円とし、残りは各クラブへの補填やイレギュラー対応に充てられる。

 理念強化配分金や2021シーズンの昇降格については、今季の大会成立などにも関わってくるとして、秋を目途に継続協議となった。

 各クラブのPCR検査は2週間おきに金曜日に実施が基本となる。検査センターから選手個人の名前などが記載されている検体採取キットをクラブに送付、検体は医療機関の検査ラボに送られ、結果が検査センターと共有される。

 日程が15日に発表されたが、村井チェアマンは「毎シーズンですが、予期せぬ終盤のクライマックスや劇的フィナーレがあります。今季もコロナウイルスの影響下での開催ですが、どこにドラマが隠れているのかイメージしながら日程を眺めていました。まず、近隣でのゲームからとなりますが、ダービーマッチのような好ゲームが冒頭から続きますね」と、一人のファンとして楽しみにしている様子だった。

 国内の日程は発表されたが、FC東京、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸が参加しているAFCチャンピオンズリーグについては、アジアサッカー連盟(AFC)から開催方針は示されているが、具体的日程は発表されていない。

 村井チェアマンは、AFC側から日程についての話は受けていないとし、国内リーグ戦の日程と重なる可能性もあることを認め、その場合は代替日を考えて調整する意向を示した。一方で、ホームアンドアウェイなのか、集中開催なのかといった開催方式も未確定のため、まずは国内リーグが成立することを目指したと強調している。

 臨時実行委員会で議題に挙がったすべての内容は、今後開催される理事会にて承認されると、正式決定となる。