米Microsoftは6月15日 (現地時間)、Windowsの開発プレビュープログラム「Windows Insider」におけるプレビュービルドの配信方法を、リング制からOffice Insiderと同じチャネル制に変更すると発表した。Dev、Beta、Release Previewの3つのチャネルを用意し、6月後半に移行させる。

2014年に初めてWindows 10 Insiderプレビュービルドがリリースされた時に、プログラム参加者はFastリング(新機能への早期アクセス可能、週単位のサイクルでリリース)とSlowリング(より安定したビルドを月単位のサイクルでリリース)のどちらかを選択していた。それからWindows 10の年2回の大型アップデートが定着し、リング制は複数のWindows 10リリースをサポートする仕組みになった。例えば、2019年春のアップデートリリース前なら、19H1がRelease Previewリング、そしてSlowリングで半年先のリリースを予定している19H2のビルドを提供、Fastリングは1年後のリリースを目指す20H1のビルドだった。開始当初はプレビューリリースの頻度に基づいていたリング制は質に基づいた仕組みに進化しており、その新たなステップとしてリングからチャネルに切り替える。

Devチャネル:Microsoftのエンジニアが開発中のコードを含む開発サイクル初期のビルドを提供。特定のWindows 10リリース向けではなく、将来のWindows 10を長期的に見据えた取り組み。

Betaチャネル:ロードマップ上にある特定のWindows 10リリースのベータ版を提供、アーリーアダプターやITプロ向けのビルド。

Release Previewチャネル:最終版リリース前のWindows 10リリースをプレビュー提供、企業による検証に適したビルド。

Office Insiderとチャネル分けを統一 (OfficeにDevチャンネルはない)することで、WindowsとOfficeの2つのInsiderプログラムが歩調を合わせられる。同様の統一をMicrosoft EdgeやMicrosoft Teamsの開発プログラムにも拡大する計画だという。

チャネル制に切り替わった時点で、既存のWindows Insider登録者は、Fastリング→Devチャネル、Slowリング→Betaチャネル、Release Previewリング→Release Previewチャネルに自動的に移行する。チャネルを変更したい場合は、 [設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Insider Program] で設定する。