電話している最中、耳に装着していたAirPodsが突然爆発する事件が中国で発生しました。Appleは調査を行う旨を明らかにしています。

爆発で意識を失う

Galaxy Note7がリコール騒ぎへと発展したように、スマートフォンが突然爆発する事件は珍しくありません。しかし、耳に装着したイヤホンが爆発するのはかなり稀なケースとなります。
 
5月19日の晩、中国の鄭州に住む23歳の唐佩(タン・ペイ)さんは、いつものようにAirPodsを使って電話をしていました。すると突然、右耳に装着したAirPodsが爆発し、唐さんは気を失って倒れてしまいました。10分後に意識を取り戻すと、顔の右半分と耳が腫れ上がっていました。痛みに耐えかねて、鄭州大学の附属病院に駆け込んだところ、爆発によって唐さんの耳は裂傷を起こしており、手術を薦められたそうです。
 


 
痛み止めを飲んで2日ほど経つと次第に症状は治まってきましたが、右耳は相変わらず痛みを伴っており、低下した聴力も回復しません。そこで改めて再診したところ、右耳の耳道にT字型の裂傷が起きており血が染み出しているほか、軟骨の一部が裂け、鼓膜の奥でうっ血していることが分かりました。
 

リチウムイオン電池に問題?

偽物の可能性も疑われますが、中国メディアの報道によると、唐さんは1,276元(約19,290円)を支払って中国のApple提携ストアで購入したそうです。すでにApple側は問題のAirPodsを回収して調査を行うと明らかにしているものの、仮に品質に問題があった場合は、損害賠償事件に発展する公算が高いでしょう。
 

 
スマートフォンに採用されているバッテリーと同様、AirPodsにもリチウムイオン電池が採用されています。リチウムイオン電池は一定以上の圧力を受けると膨張して発火する欠点を持っているため、唐さんのAirPodsにも何らかの圧力が掛っていた可能性もあります。
 
AirPodsはApple製品の中でも非常に好調な売れ行きを見せており、Strategy Analyticsの調査では2019年の時点で、完全ワイヤレスイヤホン(TWS:True Wireless Stereo)市場において50%以上のシェアを有していることが分かっています。今後もAppleの売上を大きく牽引していく人気商品だけに、ぜひ真相の究明が待たれるところです。
 
 
Source:微博 via MyDrivers
(kihachi)