完全ワイヤレスイヤホンの落下防止! イヤーピースを使う効果的な方法とは

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イヤホンの中でも、左右が独立してケーブルレスの完全ワイヤレスが人気です。
特にマスク着用が必須となっている今は、有線イヤホンでは、イヤホンのケーブルとマスクのひもが絡んでしまうことも多く、煩わしさが増します。

完全ワイヤレスイヤホンであれば、ケーブルの煩わしさはありません。
しかしイヤホンが耳から脱落しやすいという欠点もあります。
イヤホンによってはイヤーアダプターで耳の窪みに固定することができるモデルもありますが、耳の穴に入れるだけのワイヤレスイヤホンは耳から外れる可能性はあります。

もっとも簡単な脱落防止は、付属するイヤーピースを使う方法があります。
イヤホン付属のイヤーピースには、複数のサイズが用意されていますが、全てのサイズを試しても脱落してしまうこともあります。
筆者の場合は、特に右耳が外れやすく、電車内、駅のホーム、カフェ店内などでイヤホンが脱落した経験も多々あります。すぐに拾えれば良いのですが、拾えないと紛失してしまう危険も高まります。

こうした中、イヤホンの脱落対策として注目したいのが、サードパーティの低反発ウレタン製イヤーピースです。
低反発ウレタン製イヤーピースは、イヤーピースが耳の穴に合わせて変形して安定するため、脱落しにくくなります。
ただ欠点は、完全ワイヤレスの充電ケースに入らない場合もあることです。

コンプライTruelyWireless(以下、コンプライTW)は、こうした充電ケースの問題を解決した短いサイズのイヤーピースです。充電ケースへの内蔵対応と、装着安定性を両立した製品です。


コンプライTruelyWireless(ザ・ワイヤレス)


コンプライTWは、通常の低反発ウレタンイヤーピースより密閉間が下がるため、ノイズキャンセル効果や低音の重厚さなどは減ってしまいますが、イヤホンの充電ケースにも入れることができるので常用できます。
充電ケースに収まり、ノイズキャンセル効果も高いイヤーピースとしては、final Eという製品もありますが、比較するとコンプライTWの方が充電ケースへの収まりは良くなっています。


final E(左)とコンプライTW(右)イヤーピースの高さの比較


ソニー完全ワイヤレスWF-1000MX3にコンプライTWを付けたところ、耳から脱落しなくなりました。さらに、脱落防止のため、耳穴にねじって装着しています。ノイズキャンセルの効きも付属のイヤーピースよりも良くなった印象です。


耳への装着例


イヤーピースによる脱落防止は、完全ワイヤレスイヤホンの機種や充電ケースによっては、不都合が発生するケースもあるので注意も必要ですが、WF-1000XM3でのコンプライTWのように、適合すれば、脱落も予防や音質でのメリットもあります。

ワイヤレスイヤホンの装着感や脱落に悩んでいる方には試してみると良いでしょう。


執筆 伊藤浩一