【詳細】他の写真はこちら



そこで今回は冷凍食品賞味期限について詳しくご紹介していきます。おいしく食べるための見極めポイントも一緒にお伝えしていくので、早速みていきましょう。

 

冷凍食品賞味期限っていつまで?



賞味期限についてみてきましょう。

 

冷凍食品賞味期限はあるの? 



出典:ローソンの冷凍食品が便利でおいしい!人気商品をチェック!

市販で売られている冷凍食品は冷凍庫内であれば長い期間でも保存できそうだと思いがちではないでしょうか?

しかし冷凍食品にもきちんと賞味期限が設定されているのです。

他の食品同様、外袋の裏面の端などに表示されています。

 



冷凍食品賞味期限はどうやって設定しているの?



出典:photoAC

冷凍食品賞味期限は、冷凍食品の温度規格を元に製造者が設定しているのです。

冷凍食品の温度規格は、−18℃以下とされています。一般的には−18℃以下で保存し続けることで細菌の繁殖を抑えることができることから長期間の保存が可能になります。

冷凍食品賞味期限は、製造日から約1年とされることが多いようです。

 

冷凍食品をおいしく食べられる期間は?



出典:photoAC

わたしたちが冷凍食品をおいしく安全に食べるため目安としている賞味期限。ですが、中には「賞味期限が書いていないけどなぜだろう?」と疑問を感じる食品がありませんか?ここでは賞味期限の表示と冷凍食品の定義についてお伝えします。

 



賞味期限が書いていないものがあるのはなぜ?



出典:photoAC

まず「冷凍食品」と表示できるものには4つの条件があります。

(1)処理が終わっている

あとは焼くだけ、油で揚げるだけなど利用者にかわって前処理がされているか

(2)急速冷凍してある

食品の品質が変わらないように低い温度で急速冷凍されている

(3)適切に包装がされている

運搬中における汚染や酸化を防ぎ、必要な情報が表示された適切な包装がされているか。

(4)−18℃以下に保たれている

生産、貯蔵、輸送、販売食品の各段階の全てにおいて、食品の温度が−18℃以下に保たれているか。

これらの条件を全てクリアしていないものは冷凍食品と表示できないのです。

 



出典:photoAC

冷凍食品ではなく冷凍されているものの中には冷凍流通品と呼ぶものもあります。例えば生の肉や魚など。

冷凍流通品とは、流通のために冷凍されたもののことなので賞味期限が書かれていないこともあるのです。

 



・日本冷凍食品協会が例示する冷凍食品賞味期限



 

出典:photoAC

冷凍食品が身近になり、どこでも手に入りやすくなって便利な世の中になりましたが、その反面食生活に気を配って生活習慣病等を予防していかなければなりません。

そこで冷凍食品を通じて消費者に安全な食生活を送ってもらえるように考慮した取り組みをしているのが日本冷凍食品協会です。

(全て製造後の期間で表しています。)

*魚フライ…12〜18カ月

*うどん…10〜12カ月

*米飯類…12〜15カ月

*牛肉(生)…12カ月

*豚肉(生)…6カ月

※牛肉(生)、豚肉(生)は国際冷凍協会による調査結果に基づいて日本冷凍食品協会が作成した例示です。

同じお肉でも牛肉が1年なのに対して、豚肉は半年と食品により賞味期限が大きく違ってくることが分かりますよね。

日本冷凍食品協会では冷凍食品賞味期限を例示してあるので、おいしく食べるためにも参考にしてみてもいいかもしれませんね。

 



賞味期限切れの冷凍食品は食べられるの?



出典:photoAC

多少賞味期限の切れた冷凍食品はすぐに腐るわけではないのです。賞味期限というのは、消費者がおいしく食べることのできる期間のこと。

ちなみに、消費期限は品質が劣化しやすい食品を安全に食べることのできる期間を表示してあるものです。

そのため、消費期限の表示がある冷凍食品の期限切れの場合は食べるのはやめておきましょう。

消費期限の表示がない場合は、見た目やにおいをチェックして食べられるかどうか判断をしてみるといいかもしれませんね。

 

・アイスクリームには賞味期限がない?!



出典:photoAC

アイスクリームは−18℃以下の一定温度で冷凍保存しておけば雑菌が繁殖しないため、賞味期限や消費期限の表示義務がありません。

牛乳や生クリームなどが入っていることで「腐りやすいのでは?」という印象がありますが、アイスクリームに含まれている糖分が品質の低下を防いでくれるのです。

ただし未開封の状態で冷凍保存した場合に限るので、開封後は賞味期限に限らず早めに食べ切ってくださいね。

 

■冷凍してても食べると危険!注意してほしい4つのポイント



出典:photoAC

冷凍しているから腐ることなく安全!と思いがちですが、実は食べると危険な見逃してはいけないサインがあるのです。早速みていきましょう!

 

・再冷凍したもの



一度解凍したものを再冷凍することは食材の細胞を壊す原因になります。冷凍前に、1回で食べ切りやすいように小分けにして冷凍し、食べる分だけを解凍しましょう。

 

・パッケージが膨らんでいるもの



長期間冷凍庫に入れっぱなしにしておいた食品のパッケージが膨張しているときは、なるべく食べないほうがよいでしょう。食品がきちんと冷凍されず腐敗が進んだせいでガスを発生させている可能性もあります。

どうしても食べるというときには、まず袋から中身をだしてにおいなどをチェックしてから判断しましょう。

 

・霜がついているもの



頻繁な冷凍庫の開け閉めを行うことは食品が溶けたり凍ったりを繰り返す原因に。そのため品質が悪くなり味が落ちてしまいます。パッケージに霜がついている場合は食べることもできますが、中身に霜がついてしまっている場合は食べないほうがよいでしょう。

 

・冷凍焼けしているもの



冷凍によって水分が抜けて乾燥した状態のことを冷凍焼けといいます。長期間冷凍している場合に起こりやすく、表面の酸化や、パサパサになる状態のことです。食べても体に大きな害はありませんがおいしさがなくなることもあります。

 

冷凍食品をおいしく食べるための上手な保存方法!



出典:photoAC

冷凍食品は周りの温度により溶けたり凍ったりを繰り返すことで品質を落としてしまうため、持ち帰ったらすぐ冷凍庫に入れるようにしましょう。

また、スーパーや「COSTCO(コストコ)」などでまとめ買いをしたときも冷凍保存がおすすめ。賞味期限前に使い切れない場合は、小分けにして真空パックに入れてから冷凍保存しましょう。そうすることで必要な分だけ解凍して食べることができます。正しく冷凍保存することがおいしく食べるポイントです♡

 

冷凍食品賞味期限だけではなく保存の仕方も重要



冷凍食品をおいしく食べるためには賞味期限内でも開封後はなるべく早く食べるようにしましょう。また冷凍食品の上手な保存のポイントを押さえることで、もっと活用できるようになっていきます♡