古山音(二階堂ふみ)の父親、関内安隆(光石研)は、音が小学生の時、出張先の大阪で線路に落ちた子どもを助けようとして電車にはねられ突然亡くなった。その父が、ある昼下がり、音がいつものように華を寝かしつけていると、白装束で現れた。「女の子か。かわいいな」

音は「きゃあ〜」と叫んで腰を抜かし、頬をつねってみると、痛い。「現実だわ」

安隆「驚いたか。俺の体、親族にしか見えとらんのだわ。あの世で、宝くじに当たって、1泊2日の現世への旅行が許可されたんだ。だから会いに来た」

「お前の歌が好きだ。必ずまた歌ってほしい」

奇妙な再会だが、音は何とか納得でき、父が好きだった団子を買ってきた。父はあんことみたらしを交互に刺し直したのが好きなのだ。「これこれ、この世の食い物はうまいなあ」なんてのんきなことを言っていると、裕一(窪田正孝)が帰ってきた。

裕一には安隆の姿は見えない。裕一と華が寝てから、安隆と音はまた二人きりで話す。「もう、そろそろ行くな。光子や梅にも会いたいしな」。光子(薬師丸ひろ子)、梅(森七菜)は妹だ。「俺、音の歌が大好きだ。必ずまた歌って欲しい。約束だ」

そう言って、安隆は豊橋に向かった。

(NHKあさ8時)