宇宙のごみをレーザーで除去。スカパーJSATや理研などが新型衛星を開発

スカパーJSATは、国立研究開発法人理化学研究所、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(以下名古屋大学)、国立大学法人九州大学(以下九州大学)と連携し、レーザーを使って不用衛星等の宇宙ごみを除去する衛星の設計・開発に着手すると発表しました。2026年のサービス提供を目指します。

スカパーJSATによると、宇宙空間には「宇宙デブリ」(※)が浮遊しており、秒速約7.5kmという超高速で飛び交っています。そうした浮遊物が人工衛星に衝突することで、衛星に関わるさまざまなサービスが機能しなくなったり、宇宙利用や開発に支障をきたす可能能があると指摘します。

※宇宙デブリとは、役目を終えた人工衛星やロケットの残骸、更にこれらが衝突、爆発して生じた破片などのこと。

▲年々増え続ける宇宙デブリの数

1mm以上の宇宙デブリは1億個以上、10cm以上は約3万4千個以上と推測され、その数は年々増え続けているといいます。

宇宙デブリが増えた要因として、スカパーJSATは中国の衛星破壊実験(2007年)や、ロシアの運用終了した衛星とイリジウム社の運用中の衛星の衝突事故(2009年)を例に挙げ、衝突リスクの懸念を払拭する必要があることを強調しました。

今回、スカパーJSATや理化学研究所などが設計・開発する衛星は、宇宙デブリにレーザーを照射することで、軌道を変更。浮遊物の回転を止める力がはたらき、衛星を安全に運ぶことができます。

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