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◆テレワークで要求されるようになるIT知識

 新型コロナウイルス以降、テレワークが推奨されている。緊急事態宣言が明けたとは言え、オフィスでの勤務をやめて、自宅での勤務を推奨する会社も出てきている。そうなると、会社という管理された場所ではなく、自宅という自分の領域で仕事をすることになる。

 通勤がなくなり、よいことずくめに見えるが落とし穴もある。これまで会社で管理されていたコンピューターやネットワークを、各個人が見なければならない。仕事をするそれぞれの人間が、ある程度のIT知識を持つ必要が生じる。つまり、学習のコストを負担しなければならなくなる。

 「知らないから誰かに任せる」という言い訳は通用しなくなり、各個人が最低限のIT知識を持つ時代が本格的に来たと言える。しかし、そうした知識は一朝一夕には身に付かない。せめて、付け焼き刃でもよいから、ざっと学習したり、必要に応じて知識を参照したりしたいところだ。

 というわけで、ネット経由かつ無料で、大枠を学んだり、必要に応じて情報を得たりできる情報源を集めた。

◆セキュリティを学ぶ

 まずは、細かな知識を学ぶ以前に、身を守ることが大切だ。ITの世界では、それはセキュリティについての知識を得ることに他ならない。

 セキュリティについての知識を持っていない状態は、家の窓を全開にして、ドアの鍵をかけていない状態に等しい。知識がなければ、窓やドアがどこにあるのかも分からないし、鍵の掛け方も分からない。

 セキュリティ知識の啓蒙については、公的機関が力を入れている。そのため無料でまとまった知識を得ることができる。そうした情報源をまずは紹介する。

 まずは、内閣サイバーセキュリティセンターの「小さな中小企業とNPO向け情報セキュリティハンドブック[みんなでしっかりサイバーセキュリティ]」だ。様々な脅威やその対策について触れている。「小さな中小企業とNPO向け」となっているが、自宅で仕事をする人にとっても有用な情報だ。PDFでダウンロードできる冊子形式なので、どこまで読んだのか把握しやすく、ITに慣れていない人にも読みやすい。

 次は、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」だ。セキュリティだけでなく、インターネットの基礎知識から学べるようになっている。用語辞典も付いているので、分からない用語が出てきたら引いて調べることもできる。Webページの情報だけでなく、PDF版をダウンロードすることも可能だ。

 もっと分かりやすい情報源がよいという場合は、同じ総務省の「国民のための情報セキュリティサイト キッズ」から入るのも手だ。子供向けとなっているが、入門用にはちょうどよい。

 最後は、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構の各情報だ。「ここからセキュリティ! 情報セキュリティ・ポータルサイト」が有用だ。セキュリティについて、初心者向けの情報にアクセス可能になっている。

 また、同じIPAの「#今こそ考えよう 情報モラル・セキュリティ」のページも有用だ。こちらは、動画で様々なセキュリティ知識を学ぶことができる。文章を読むのは苦手という人は、動画を利用して学習するのも手だろう。

◆IT用語を学ぶ

 次に、IT用語が分からない場合の情報源をまとめておく。インターネットに慣れた人なら、検索エンジンを利用して、目的の情報にたどり着ける。しかし、不慣れな人は、玉石混淆の情報の中から、正しい説明にたどり着くのに時間がかかる。そのものずばりのIT用語解説サイトを利用する方が、時間を短縮できて的確な説明を読むことができる。

 IT用語を調べるには、「IT用語辞典 e-Words」が、数も多く、説明のバランスもよい。また、「IT用語辞典バイナリBINARY : パソコン・インターネットの用語辞典」「IT用語辞典 | 大塚商会」も有用だ。