緊急事態宣言の全面解除のよって通勤する人が戻ってきた。一方で、出勤再開で心身の異常を訴える人も増え、SNS上では「出勤再開うつ」というワードが飛び交う。テレワークが浸透して、満員電車に乗りたくないし、上司や同僚との会話も嫌だと思う人が激増しているのだ。

番組は「出勤再開うつ」に悩む20代女性を取材。「出勤日が近づくにつれ、動悸や息切れがひどく、胃が痛んで眠れなくなる日も。もう前の生活に戻るのは無理だと思います」。

「出勤日が近づくと動悸や息切れがひどくなる」

また都内のホテルに勤務する20代の女性も、長い休業で仕事への考え方が変わり、「戻るとまた不規則な生活になる。自分は社会不適合者なのだと思ってしまいます」。会社を辞めるという。

東邦大学で職場復帰支援に取り組む小山文彦教授は「医学的には適応障害の一つ。休む期間が長いと、次の階段を上るのが大変に感じてしまいます。誰にでも起こる変化」という。

本人に代わって退職を会社に伝える「退職代行」への依頼も増え、例年の3倍以上の相談があると明かす弁護士も。ただし、いま仕事を辞めるのは危険だと、全国求人情報協会の吉田修理事はいう。今年4月の求人広告数は去年と比べ4割減。いまの会社を辞めたとしても再就職は難しいという現実が待っている。

司会の国山ハセン「テレワークを継続したいという人が続出しています」

日本生産性本部のアンケートでは、コロナ収束後もテレワークを続けたいかとの質問に、6割以上がそう思うと答えた。反対に、テレワークで効率が下がったという人も6割以上いて、コミュニケーションがとれない、家に子供がいて集中できない、夫が家にいるのがストレスなどの意見も多かった。

キャスターの立川志らく「東京都もテレワークを推奨している。これを機に移行できる会社はどんどんやっていけばいい」

西村博之(2ちゃんねる開設者)は「テレワークやっている会社では、不動産の契約をしなくていいのですよ」とメリットを挙げる。「固定費が安くなって利益率が高くなる。テレワーク推奨の会社が残っていくような社会に変わっていくと思う」

鴻上尚史(作家・演出家)「日本は同じ時間を共有することが同じ仲間の証とされる。上司が帰らないと自分も帰れない。それをテレワークが打ち破る可能性があります」

文・ムギ