新型コロナの影響で番組を制作できないため急きょ企画された。テレビ東京の名物プロデューサー4人が見たいテレ東の番組VTRを、会社が所有する「浦和アーカイブセンター」から持ってきて流すだけである。第3回だが、面白かったのは「ニョキニョキ植物王国」。

1994年10月〜1995年3月、月曜夜9時に放送。当時は「世界」「商売」だとか「動物」「食」など、あるテーマに限定したクイズ番組が多かったが、この番組はまさかの「植物」一本でゴールデンの激戦区を戦い、見事散った番組なのだ。

定番の「盆栽対決」紅葉が散った時季外れに持ってきてもなあ

この番組をチョイスした上出遼平プロデューサーによると、入社直後に先輩から酒の席でことあるごとに「テレビ東京は尖っている」ことを諭されたが、その時いつも引き合いに出されたのがこの番組だとか。今回はそのリアルにヤバイ内容を垣間見ることができた。司会はそのまんま東と楠田枝里子。解答者が片岡鶴太郎、森公美子、相原勇、蛭子能収の回を放送。

司会の楠田が「蛭子さんは植物には興味は?」と聞くも、蛭子は「あんまりないんですけどね...」と鈍い反応。やる気満々の楠田が「植物の世界もすっごい面白いんだから〜」と言っても、蛭子は「そうですか...?」と常に探り探りの空気が流れる。

紹介されたクイズは、当時の東京都調布市深大寺にある「ムクロジ」という余り聞いたことのない植物の果皮の利用法を当てる難問。おまけにノーヒントで全員はずれ(正解は石鹸)。ノリノリの楠田以外はみんな苦々しい顔で盛り上がらない。

番組の定番だったらしい「盆栽対決」クイズでは、盆栽王と挑戦者が作った盆栽を見て、どちらが判定員の審査で勝利したかを予想する。当然この対決はスタジオ収録の前に行ったものなのだが、スタジオに盆栽を持ってきたところ、本来挑戦者の盆栽はキレイな紅葉が沢山付いているはずなのに、日数が経って全部散ってしまったというハプニング。実物を持ってきた意味がない!

試みとしては面白いが、やっぱり企画倒れだったなぁとまじまじと思わされた。だが、25年の時を経て番組のネタになったし、解答者の片岡鶴太郎も今は盆栽をやっているので、もしかしたらこの番組が影響あったかも!?そう思うと、やっぱりやってよかったね!

(5月30日(土)深夜0:50放送)

鯖世傘晴