札束を手に、ステージで踊る様はまさにバブル。鳥の求愛のような可愛らしいダンスから、メンバーの中途半端なブレイクダンスまで見ることができます。

「今の日本には、こんなアホくさい元気さが必要なのかも」。ファンのそんな声に頷いてしまうほど、見る者に何かを感じさせてくれます。

◆高齢化が進むV系の問題を切り取った?『首が痛い』

 19年リリースの『首が痛い』。ライブで首を振りすぎて痛くなったという“あるある”から生まれた曲です。

https://youtu.be/sAIvZoL3-Do

 地下へと続く階段を降り、重厚そうな扉を開けると、ステージでは金爆がライブ中。「頭を振れーー!」という鬼龍院のあおりに、狂ったように応える観客たち。<帰り道湿布貼って帰ろう>という歌詞に同意でしょう。

 メンバーが披露する、右手を首にあて、左手を広げDAIGOのようにリズムをとるダンスは、バキバキの首を一休みさせるかのようです。しかし2番では「拳」をつき上げすぎて肩を痛め、「手首」も故障。さらには「年金」「税金」「ローン」にまで悩まされるという歌詞も楽しませてくれます。

「中毒性がヤバい(笑)」という“おふざけ”かと思いきや、「高齢化が進むV系の問題を鋭く切り取った秀作」と評すファンも。実は深い1作なのかもしれません。

『女々しくて』だけの一発屋かと思われていましたが、ネット時代にマッチしたバンド。強固なファンに支えられ、これからもネタを提供してくれることに期待です。

<文/女子SPA!編集部>