「褪せたブルー」のエトセトラ

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褪せたブルーのジーンズが色褪せない存在であることを証明するLOOKを、新旧・あらゆる方面からコレクト。「相性のいい組み合わせ」だけを追求した、明日からのデニムスタイルを高めるネタ集をお届け。

ずっと変わらない「デニムと相棒」


往年のアイコンたちのデニム姿から、ベストマッチな組み合わせを考察。スタンダードなアイテムを掛け合わせた親しみのある装いは、力まないファッションが浸透した今見てもリアル。


フランス映画に見るボーダー合わせ


〈右〉『春のソナタ』、〈左〉『なまいきシャルロット』の劇中に登場する、アイコニックなボーダーカットソー。さわやかな白×ブルーが薄色デニムと好相性。細すぎないピッチに、ゆとりのあるシルエット。フランスらしい「気どらず上品」なトップスがデニムを格上げ。


女性らしさがきわ立つルーズな白シャツ


デニムを使った「知的カジュアル」に定評のあるダイアナ元妃。薄色ジーンズとなら、BIGシャツからのぞかせた素肌もいやみじゃない。ゴールドのイヤージュエリーや時計など、気品のある小物づかいも肝。


デニムからのぞくソックスの白


〈右〉歌手/女優のカイリー・ミノーグ、〈左〉女優のニコール・キッドマンの足元事情。靴下の小さな白が入るだけで、足元にちょっとした抜けが生まれる。武骨なデニムとスマートなローファーの仲介役にも。


『フラッシュダンス』の飾り立てないよさ


80年代を象徴する服装にも注目したい、ジェニファー・ビールスの映画初出演作『フラッシュダンス』。ミニマルがゆえ、あれこれ飾りたくなってしまうデニムも、引き算をすることで素肌がアクセサリーとなり、意外にも色香の漂う仕上がりに。


男女共通でかわいいデニム×コンバース


ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、ルー・ドワイヨンの母娘が共演する『カンフー・マスター!』。ブルーデニム同様、普遍的でくだけた印象の[オールスター]は、まちがいなく相性抜群。


濃色ジャケット1つで品行方正に


〈右〉モデル/女優のエリザベス・ハーレイ、〈左〉『フレンチ・キス』劇中のメグ・ライアン。気楽なイメージのブルーデニムには、黒や濃紺のはおりがあるといい。強い色を重ねれば全体が締まり、ラフさも薄れて都会的な見た目に。さらに辛口の黒小物を加えるとベター。


ブルーと相愛な”これからの赤”


〈右から〉ジェーン・バーキンとゴールディ・ホーンの着こなし。ブルーデニムと赤の相愛関係は言わずもがな。褪せたような赤を選べば、インパクトが強すぎず日常にもとり入れやすい。キャミソールやTシャツなど、素肌がのぞいて抜けが出るアイテムだとより簡単。