オンライン上で会見に応じた村井チェアマン。写真は会見中のスクリーンショット

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 Jリーグは6月5日にオンライン上で臨時理事会を実施し、その後に会見を行なった。村井満チェアマンは、新型コロナウイルス陽性者の出た名古屋グランパスも予定通り7月4日の再開との方針を表明。さらに今後、陽性者が出た場合の「濃厚接触者」の定義を考える必要性も説いた。

 6月1日に全体練習を再開させた名古屋グランパスは翌日、FW金崎夢生の新型コロナウイルス感染を発表した。その後行なわれた検査によって、濃厚接触者と特定された19人の選手およびスタッフの陰性が確認されていた。

 この件について、村井チェアマンは「改めて脅威を感じている」とコメントする一方で、現時点では7月4日のリーグ再開で変更しない方針も再確認。「名古屋だけ再開の日程をずらすということは検討していない」という。
 
 全選手、スタッフを対象としたPCR検査実施の詳細を説明する一方で今後、陽性者が出た場合の「濃厚接触者」の線引きの難しさも語った。

「陽性が1人でも出たらチーム全部、対戦相手すべての隔離を行なわなければならないのか。今後、専門家の意見をふまえて、場合によっては医療行政にも相談、説明しないといけないとも思う」と語る。

 現在“濃厚接触者”の目安となっているのは、「1メートル以内かつ15分以上の接触」となっている。この点について「一般社会生活での“濃厚接触”の定義とアスリートの定義は同じで良いのか。我々でも分析や仮説を用意して、専門家とも話しながら隔離しないといけない範囲を詰めていきたい」とその必要性を呼びかけた。

 単純に距離と時間だけで考えると“濃厚接触”に当てはまらない場合も多くなりそうだが、身体的接触を伴うため、粘膜が直接触れる可能性もある。今後更なる議論、検証が必要となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部