パッキャオ(左)対ゴロフキンという驚愕の対戦は果たして実現するのか【写真:Getty Images】

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ゴロフキン戦という驚きのプランにローチ氏が言及

 ボクシングの6階級制覇王者で、現WBA世界ウェルター級スーパー王者マニー・パッキャオ(フィリピン)に驚きのプランが浮上している。元3団体世界ミドル級王者で現IBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と戦う可能性があると、パッキャオのトレーナー、フレディ・ローチ氏が明かしている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 パッキャオ×ゴロフキン――。実現すれば驚愕というほかはない。そんな超メガマッチの可能性を同メディアは「フレディ・ローチ氏によるとパッキャオがゴロフキンと戦う可能性がある」と見出しを打って報じている。

 パッキャオのチーフトレーナーを務め、数々のビッグマッチを戦い抜いてきたローチ氏によると、41歳のレジェンドは更なるビッグマッチを求めているという。

 記事ではローチ氏が米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のクリス・マニックス記者のポッドキャストで話していた内容を引用。「マニーについて言えることは、対戦相手は誰でも良いというわけではなく、最高級の相手を倒したいと思っている。彼はトップ選手と戦いたいんだ。マイキー・ガルシアと戦う可能性があることが言われているが、私は良いと思っているよ」と語ったという。

 以前から対戦の可能性がささやかれている、元4階級制覇王者ガルシア(米国)の名前には触れながらも、さらにこう続けている。

ミドル級挑戦なら「それはクレイジーなこと。しかし…」

「しかし、マニーはもしかするともう少し体重を増やしてGGG、またはその階級の誰か最高の選手と戦いたがっているかもしれない。160ポンド(約72.6キロ=ミドル級)に行くことを私は勧めていない。それは少しクレイジーなこと。しかし、147ポンド(約66.7キロ=ウェルター級)に移行した時もリスクがあったが、私たちから見れば上手く行っていた」

 ミドル級のビッグネームとの対戦を希望する可能性を認め、さらに「パッキャオは最高の選手でありたいと願っている」とローチ氏は強調している。

 フライ級から、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級まで6階級のベルトを巻いた。不可能だと思われることを次々に覆してきたパックマン。さすがにミスマッチとも思えるゴロフキン戦だが……果たして実現するのだろうか。(THE ANSWER編集部)