アップルのクックCEO、人種差別と戦うために「もっと頑張るべき」と語る
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アップルのティム・クックCEOは、米国でのBlackLivesMatter(BLM/黒人の命が粗末に扱われてはならないと主張)デモに対して、同社のスタンスを明らかにする公式声明を発表しました。

このデモは、米ミネソタ州ミネアポリスにて、警官に拘束された際に首を長時間抑えられて命を落としたジョージ・フロイド氏の事件に端を発するもの。世界中にミュージシャンや著名人、音楽ストリーミングサービスが賛同する輪が広がっていたなか、Apple Musicもフロイド氏追悼の音楽を流しており、クック氏の声明はそれに続くかたちです。

米アップル公式サイトのトップページからリンクが貼られた「人種差別について語る」なる投稿で、クック氏は米国の司法制度における不平等を非難し、一定の改善は認められながらも有色人種が差別とトラウマに耐え続ける状況は今なおあると述べています。

これらの文面は先週、クック氏がアップルの従業員向けに送った社内メモを踏襲していますが、その中でもアップルの使命が「人々に世界をよりよい方向に変える力を与える技術を生み出すこと」という点を厚めに加筆。そうした努力を「もっと頑張らなければならない」と強調しています。

具体的にはサービスが行き届いていない学校のシステムを改善し、黒人やその他の有色コミュニティに被害が偏りやすい環境不正の力(気候変動など)と戦い続けると約束しつつ、米国での人種差別や大量投獄の撲滅に取り組むEqual Justice Initiativeを含む組織に寄附していると明かしています。

フロイド氏を追悼し人種差別に反対するBLM運動には、ゲームメーカーのRockstar Gamesも賛同し、ソニーも連帯を表明してPS5ゲーム初公開イベントを延期しています。事件から派生した暴動が早期に沈静化することや、世代を超えて続く根深い人種差別が最終的な解決に向かって一歩でも近づくよう祈りたいところです。

Source:Apple