新型コロナウイルス関連倒産内訳(東京都)

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 東京都の新型コロナウイルス関連倒産(法的整理または事業停止、負債1000万円未満・個人事業者含む)が50件に到達した。6月4日14時30分までに帝国データバンクが確認した。  東京都の新型コロナウイルス関連倒産第1号が確認されたのは、さかのぼること3月24日。総合アミューズメント施設「キラキラAsobox」などを全国に展開する(株)エターナルアミューズメント(千代田区)が破産申請の準備に入ったことだった(その後、同社は4月3日に破産手続き開始決定)。

 以後、確認ベースで10件(4月16日)、20件(4月24日)、25件(5月1日)、30件(5月13日)、40件(5月27日)と推移し、第1号案件確認から72日後にあたる本日、50件目を確認した。  1〜25件の確認に要した日数は38日だったのに対し、26〜50件の確認に要した日数は34日だった。

 件数が2番目に多い「大阪府」(20件)、3番目の「北海道」(18件)を大きく引き離し、全国の新型コロナウイルス関連倒産(218件、6月4日14時30分現在)の22.9%を占めている。

 態様別の内訳は「法的整理」が43件(破産39件、民事再生法4件)、「事業停止」が7件(事業停止した事業者のすべてが自己破産申請の準備に入っている)。

 負債総額は556億4900万円で、5億円未満が29件(構成比58.0%)を占めた一方、30億円以上は6件(同12.0%)にとどまった。負債額最大で唯一100億円を超えたのは、(株)レナウン(東証1部、江東区、5月15日再生手続き開始決定、負債額138億7900万円)で、新型コロナウイルス関連倒産として初の上場企業倒産となった。

 発生月別では、3月(4件)、4月(24件)、5月(20件)、6月(2件)で、4月と5月で全体の88.0%を占めている(事業を停止していた会社が法的整理に移行した場合、法的整理日でカウント)。

 所在地別では、「渋谷区」(10件)が最多で、以下、「千代田区」(7件)、「新宿区」(5件)、「港区」「江東区」(各4件)、「豊島区」「墨田区」(各3件)と続き、16区3市で発生。

 業種別では、居酒屋、レストランなどの「飲食店」(9件)を筆頭に「ホテル・旅館」(5件)、「アパレル・雑貨・靴小売店」(4件)、「建設関連」(3件)、「食品・飲料品卸」「美容室」(各2件)と続く。

■新型コロナウイルス関連倒産について 「新型コロナウイルス関連倒産」とは、新型コロナウイルスが倒産の要因(主因または一要因)となったことを当事者または代理人(弁護士)が認め、法的整理または事業停止(弁護士に事後処理を一任)となったケースを対象としている。個人事業主および負債1000万円未満の倒産もカウントの対象としているほか、事業停止後に法的整理に移行した場合、法的整理日を発生日としてカウントしている。