先月、白人警官による不当な暴力で亡くなった、ジョージ・フロイドさん。彼のパートナーであるロキシー・ワシントンさんが、記者会見で涙ながらに「彼の死について」語った。

5月25日(現地時間)に起きた、黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官から受けた暴行により死亡した事件を受け、アメリカ全土で抗議デモが拡大。そんな中、6月2日(現地時間)アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで、彼のパートナーであるロキシー・ワシントンさんが、6歳の娘ジャンナと一緒に記者会見を行った。

「言いたいことがたくさんあるので、今は言葉をうまくまとめることが出来ません。警官たちが私から奪ったのは、“娘の未来”であることをみんなに知ってもらいたい」
「彼らは家に帰れば、家族と一緒にいることができます。けれど娘のジャンナには、もう父親はいません。彼は娘が成長し、卒業をする姿も見ることもできず、娘と一緒にバージンロードを歩くこともできません。何かに行き詰ったときに娘が父親を必要としても、彼はもういません」
「私は愛する娘と彼のためにここにいます。公正な裁きを求めます。彼は善人でした。誰がなんと思おうとも、彼は善人です。娘がその証です」

娘から大切な父親を奪ったことを、涙ながらに訴えたロキシーさん。ジョージさんが亡くなったことを知ったとき、彼女は娘にどのように伝えるべきかわからなかったという。

娘のジャンナは、テレビでなぜお父さんの名前を人々が言い続けているのか聞き、お父さんがどのようにこの世を去ったのか知りたがっていたそう。けれどロキシーさんは、「私が娘に唯一言えたのは、彼が息ができなかったということだけです」と<CNN>に語った。

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My job as a lawyer is to digest other people’s pain. It’s taste is bitter, painful, tear filled, reminiscent of times past that haven’t passed. It’s not a job you want. It’s not a job that’s worth it. But yet..we toil because it just may change society.. #georgefloyd #giannafloyd #stewarttrialattorneys #civilrights #altonsterling #walterscott #gregtowns #desmondmarrow #change

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記者会見に一緒に出席していたジョージさんの長年の友人で、元NBA選手のスティーブン・ジャクソンさんも、この悲劇に「なぜ彼女たちの痛みを、目の当たりにしなければいけないのだろう?」と力強く訴えた。

「なぜ私たちは、ジャンナが父親なしで成長していくのを目にしなければならないのでしょう?(中略)フロイドはここにいないかもしれないけれど、私は彼女たちのために、また公正な裁きを求めるためにここにいます。私たちは戦い続けます。今週、フロイドを美しい方法で家に迎えますが、私たちが去ることはありません」

残された家族のために、戦い続けることを宣言し、会見に訪れた人々に「来てくれてありがとう。でもこの馬鹿げた事態は変えなきゃいけない」 と語ったスティーブンさん。Instagramには、スティーブンさんに肩車されたジャンナが笑顔で、「Daddy changed the world(パパは世界を変えた)」と声を挙げる姿も。

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That’s right GiGi “Daddy changed the world” 😢😢😢😢😢 George Floyd the name of change. #justiceforgeorgefloyd #ivehadenough Love to all who have love for all ✊🏿✊🏻✊🏾✊🏼✊🏽✊

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これ以上苦しむ人が出ないよう、一人ひとりが今も根深くある「人種差別」について、しっかりと理解していきたい。