カニの形の「かにぱん」は1974年生まれ(三立製菓提供)

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 5月初旬から、パン売り場に異変が起こっているのはご存じでしょうか。子どもたちに人気のカニ形パン「かにぱん」が棚から消えているのです。同商品を製造する菓子メーカー、三立製菓(静岡県浜松市)で広報を担当する「かにぱんお姉さん」こと望月沙枝子さんに話を聞きました。

【写真】こちらが、話を聞いた「かにぱんお姉さん」こと望月沙枝子さん

子どもたちに人気のパンが…

 「かにぱん」が誕生したのは今から46年前の1974(昭和49)年。かわいらしいカニの形と、筋にそってちぎることのできる食べやすさから人気になったといいます。そんな愛されロングセラーがなぜ消えたのでしょうか。

 ーー店頭で見かけなくなりました。

 「パン製造ラインの設備更新のため、5月初旬ごろから『かにぱん』と『ミニかにぱん』の製造を一時休止しております」

 ーー店頭ではいつ頃“再会”できますか?

 「少しだけ前後する可能性もありますが、かにぱんは6月15日以降、ミニかにぱんは7月13日以降に復活する目安です」

 ーーSNSには最近でも時々、店頭での目撃情報があります。御社の在庫状況は?

 「製造から45日間の賞味期間があるので、最終生産分は賞味期間が6月14日までの日付となるため、まだ店頭に在庫がある場合もあります。弊社在庫は生産再開まで一切ございません」

 ーーもしかして形や味は変わってしまうんですか?

 「形は発売当初から変えておりませんでして、今後も変更はいたしません。材料の配合はこれまでも時代に合わせ少しずつ変えています。6月中旬以降に販売するものも、味は踏襲しつつ、よりおいしい配合で調整しています」

かにぱんトリビア

 ーーカニ味じゃないのに、なぜ「かにぱん」?

 「カニの形をしたパンなので、かにぱんという名前になりました。『もみじ饅頭』にもみじが入っていないのと同じ感じです(笑)」

 ーー2枚入りの理由は?

 「お友達や家族と分けられる、満足感などの理由です。味と同様、発売当初からずっと2枚入りは変更ありません」

 ーー御社は「カンパン」でも有名です。「カンパン」と「かにぱん」は音が似ていますが、何か意味はあるのでしょうか。

 「特に意味はありません。カンパンは一般名称となります」

 ーー「かにぱん」の復活が待ち遠しい子どもたちやファンの方にひと言。

 「5月初旬の休止から、大変長らくお待たせしておりまして申し訳ございません。かにぱんお姉さんのツイッターやYouTubeチャンネルでは、かにぱんを使った楽しいレシピなどもご紹介していますので、かにぱんが復活したらぜひ試してみてくださいね」

(まいどなニュース/神戸新聞・金井 かおる)