ゲームとリアルが融合か!? プレミアリーグが無観客開催の対応で『FIFA20』の音を試合中継で流す案を決議へ

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再開に向けて動いているプレミアリーグ。しかし、無観客での開催となり、各クラブが誇る熱狂的なサポーターの姿は、再開してもスタンドにはない。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で中断したサッカー界。すでに再開しているブンデスリーガも無観客で行われており、そこに追随するリーグも無観客での開催が見込まれている。

そんな中、プレミアリーグは驚愕の手段を検討しているようだ。イギリス『デイリー・メール』によると、オフィシャルスポンサーでもあるエレクトロニック・アーツ社(EA)の『FIFA20』のゲーム音声を流す可能性があるという。これは、無観客によって観客の歓声がないことを考慮し、『FIFA20』の中で使用されているサポーターのノイズを流すというもの。臨場感を損なわないことが考えられている。

『デイリー・メール』によると、この提案に対しては4日の会議で決議をとるとのことで、各クラブの投票によって決定される。仮に承認された場合は、イギリスで試合をテレビ観戦する人に向けたオプションになるとのこと。メインチャンネルでは現地の音声となり、別チャンネルの音声になるとのことだ。

スタンドとピッチの距離が近いスタジアムも多いプレミアリーグでは、選手たちに及ぼす歓声の影響も話題となっているが、少なくともテレビでしか試合を観られないサポーターにとって、少しでもリアルに近づけたい措置と考えられる。

プレミアリーグは92試合が残っており、この試合は全てライブで放送。大半は『スカイ・スポーツ』、『BTスポーツ』で放送され、『Amazonプライム』と『BBC』では数試合が放送されることになる。本物のサポーターたちの声と並ぶことはできないかもしれないが、どれほどマッチするのかは気になるところだ。