北九州市の守恒小学校(小倉南区)で5月31日(2020年)、新型コロナウイルスのクラスターが発生していたことが判明した。28日に児童1人の感染が確認され、濃厚接触者のクラスメートの検査を行ったところ、新たに4人の陽性が明らかになった。4人は無症状だという。

東京都などでは1日(2020年6月)から再開した学校も多く、保護者の間で不安が広がっている。これまで、学校でクラスターが発生した事例はなく、海外でも子どもたちの間で感染が広がる可能性は指摘されてこなかったが...。

結局、手洗いやマスク...基本的対策を続けるしかない

日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「今回の事例は冷静に受け止めないといけない。濃厚接触者で陽性反応が出た場合、ウイルス量はそれほど多くなく、ほかの人にうつす可能性はほとんどないと最近分かってきました。この4人のクラスメートが次々と感染を広げるリスクは高くないと思います」と話す。

さらに水野医師はこう説明する。

「早期に感染疑いの人を見つけ、徹底的に検査し、封じこめるという日本のクラスター対策は優れています。第2波がくることは想定内が、感染者が出ることを恐れるのではなく、出た時にいかにボヤの段階で消すかということが大事になってきます。ただ、それには国民一人ひとりが基本的な感染対策をしっかりしないといけません。その両輪がかみ合うことによって、感染が最小限で食い止められます」

司会の加藤浩次「結局そこに戻るのですね。『手洗い』『マスク』『距離を取る』の3つ。ちょっと油断してマスクを外してしまったり、手洗いを怠ったりすると感染が広がる。ワクチンができるまで続くのでしょうね」

橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「日本の『恥の文化』が今回、威力を発揮していると思います。自分が手洗いをしないことで人にうつしてしまったら恥ずかしいと。みんな自粛しているのに自分だけしないのは、申し訳ない、恥ずかしいと感じる日本人の資質が大事だと思います」